秋晴れの朝 潅木の茂みから黒い蛾がヒラヒラと飛び出した。
6mくらいの楕円を描いて飛び出したところから4mほどの葉陰に消えた。
姿を消した辺りを探すと 黄色い ウスタビガ の♀がいた。
? と思ってよくよく見ると♀の陰に黒い蛾が・・・・・。
そうか ウスタビガ の♂だったのか。
下から見上げて 黄緑色の繭を見る。
この繭は上部の直線のところが 小銭入れのようにパクッと開くようになっている。
このペアの繭はたまたま4mほどのデスタンスだった。
その為か♂は迷うこと無く羽化したばかりの♀を探し当てることができた。
シダの様な♂の触角を拡大。♀の発するフェロモンを探知するのはこの触角だという。