今日の調査エリアは谷川沿いの林道だった。
通りの少ない林道では路肩の ナワシロイチゴ が舗装の上にまで伸び 真紅に熟れていた。
通りは少なくてもメンテナンスは定期的に行われている。
この ナワシロイチゴ も間もなく草刈隊がやってきて刈り取ってしまうだろう。
まさに 完熟 いまが食べごろ。 撮った後 つまんで口に入れてみた。
少年の頃の暑い夏の日の記憶が 口の中から呼び起されてきた。
去年 秋も遅くなってから ヒメキンミズヒキ を教えて頂いた。
キンミズヒキ との違いは 托葉の大きさと 雄蕊の数だという。
教えて頂いたとき 花は終わっており 雄蕊の確認は出来なかったので一株採取してきた。
今 その株が花期を迎えて キンミズヒキ そっくりの花を咲かせ始めた。
昨夕 雄蕊の数を撮ろうと カメラを構えたが 雄蕊は花芯にまとまっており 数えられなかった。
気のせいか 花弁も縮んでいるように見えた。
今朝 朝日を受けている その鉢を見ると 花弁は平開して 雄蕊も開いていた。
この株では一花に 7本の雄蕊だった。キンミズヒキ の雄蕊は10本以上だという。
花全体は閉じないが 雄蕊は夜になると 閉じてしまうものらしい。
浅草山麓エコミュージアム園内のブナ林の水を集めて もみじの滝 となって右沢に注ぐ流れがある。
その流れは滝の上流では深い谷となり昼間でも薄暗い所を流れている。
年間を通して じめじめしたそこの水辺に オオバノヨツバムグラ は生えている。
花の時期を過ぎたようで 面白いカタチの実が沢山ついている。
小さな花だから 薄暗い所で咲いているのを探すには 老眼ではつらい所がある。
ようやく 一輪だけ見つけた。
浅草山麓エコミュージアムのバリアフリー木道の脇に一株の アクシバ がある。
花の時も 赤い実の稔る時も 晩秋の紅葉の時まで来園者に人気のある木だ。
陽当たりを妨げる周囲の木や草を除去して 株に力をつけたり観察しやすいように手入れしている。
その功あってか 今年もたくさんの花を着けてくれた。
花筒が四つに割れてくるっと巻き上がる特徴的な花がかわいらしい。
鉢植えの クロヅル の実が大きくなった。 花の少ないこの時期の棚場では 存在感を主張している。 自生状態での クロヅル は藪を覆いつくす勢いで蔓を伸ばしている。 しかし 鉢に入れるとこんなサイズで花を咲かせ実を着けて楽しませてくれる。 先日の登山道の草刈では 標高1300m位のところが クリヅル の花盛りだった。 個々の花は こんなに小さく優しそうな感じです。 ←よろしかったら クリック をお願いします。