コバギボウシ が一斉に咲き出した。
一見 地味な花だが正面から見るとこんなに華やか。
間伸びして倒れても・・・この適応力に脱帽。
誰が種子を運んだのか ミヤギノハギ の根元に芽を出した キツネノカミソリ。
あまり生育条件のよくない場所のようだが年々茎数を増やしている。
秋風が漂い始めたがまだ緑の濃い中で この花の色は存在感を発揮する。
まるで 狐火のように。
ツユクサ は夏が終わるころになると 俄然勢いを増してくる。
日々伸長する枝先に毎朝さわやかな水色の花を咲かせ続ける。
ツユクサ の伸長に負けないように新芽を伸ばす アオツヅラフジ も凄いパワーだ。
淡紫色の個体もある。
知人から分けてもらった オオボウシバナ は鉢の中におとなしくしてはいなかった。
鉢は空鉢になってしまったが 棚場のまわりや水路沿いのいたるところで花を咲かせている。
咲くのが当たり前と思っているから 少し疎遠になっていた カリガネソウ。
近寄てみると もう終わりかけていた。
二つ並べて写すには探し回らなければならなかった。
隣に株を接して植えて置いた ソバナ はとうに終わっていた。
季節の進み方は加齢とともに早くなってゆくようだ。
秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる 藤原敏行
サワギキョウ が咲き始めた。 風の音には驚かないが さやかに見えた秋のしるしだ。
そう言えば先日の植物調査では トノサマバッタ のペアリングを見た。
棚場では エンマコオロギ が走り回っているし 大きな キリギリス の姿も見た。
日照の少ない夏で 間延びした サワギキョウ は自立できず倒れてしまった。