上田代湿原はもう秋色。
装いを変えた キンコウカ の向こうの燧ヶ岳は山頂を雲で隠して。
ブナの林にはまだ秋が来ない。
段吉新道はほぼ全線ブナの林。
お宿は赤田代の温泉小屋。連休とGOTO効果でしょう満室のようでした。
果実が盗人の足跡に似ているから ヌスビトハギ の名前がついたと言うが・・・・・。
サングラスのように2個づつ種子が並ぶ ひっつき虫 をどう見れば足跡になるんだろう。
ピンクの 小さな 小さな 花からも 盗人 を連想するのは難しい。
先端で咲くこの花と種子2個を一緒に見れば 踊っているような。
花の時期の長い カリガネソウ だがさすがに終期が近づいたようだ。
まばらになってきた花の中から まとまって咲いている部分を探して・・・。
株全体はくたびれても 個々の花は元気よく 雌蘂雄蕊を伸ばしている。
8月31日は貧栄養状態の花を紹介したが本日は 栄養たっぷりの ツリフネソウ を。
田んぼの排水路の傍らに咲くこの株は いったい何個の花を咲かせるのだろう。
寄りかかるつもりで伸びてきた カナムグラ の蔓が今では ツリフネソウ を支えている。
少し向きを変えて一輪を・・・ 妖艶 と表現してもいいほどの花容だ。
小鉢で見事に紅葉している コケオトギリ は植えたものではない。
主のいなくなった鉢に飛び込んで 勝手に咲いて 勝手に稔り 勝手に紅葉している。
黄葉している ニワホコリ も同様だ。二種が協力して見事に秋を演出してくれている。
こんな寄せ植えは作ろうとしても作れないだろう。
果実の部分を拡大(画面中央)。
ちなみに コケオトギリ の花は 径5mm程の黄色い花。