東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

万葉の花、ヒオウギ

2015-07-24 | 季節の花
  ヒオウギ(檜扇)、平安の貴族が持った檜の薄い板をとじ合わせた扇に似ているのが名前の由来。
  黒い種子は俗に「ぬば玉」と呼ばれ、和歌では「黒、夜、髪」にかかる枕詞としても知られます。
  ぬばたまの・・・で始まる和歌は万葉集だけでも数十首あり雅の時代を彷彿とさせる花です。

  
  

     これもオレンジの花だけど気のせいかなんとなく高貴に思えたりして。



  

     午前中に咲き夕方にはしぼむ一日花、下は昨日の萎んだ花。
     種子は5ミリ程度で黒く艶がある、本州・四国・九州に分布します。



  

     檜扇の名前の元となった葉、そうね扇みたい。アヤメ科アヤメ属の多年草。



  

     「ぬばたま」(10月撮影)。
     ”ぬばたまの”は黒に関連のある「黒・夕・夜・髪」などにかかる枕詞として用いられます。

     ぬばたまの 黒髪山の山菅(やますげ)に 小雨降りしき しくしく思ほゆ   柿本人麻呂歌集
     (黒髪山の山菅(やますげ)に小雨が絶え間無く降るように、ずーっとあの人のことを思っています)。


          


                      暑中お見舞い申し上げます

  

                      はぁ、、、脱力感が・・・
                 力を抜いて暑い夏を乗り切りましょう。 (*^^)v

コメント (2)
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