東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

犬も歩けば、、、

2019-06-19 | 風景
  そろそろ古代ハスが咲くころだなぁ、
  農業公園へ行く途中にある小さな公園、堀之内公園。
  保育園の子どもたちと近所のお年寄りくらいしか見かけない公園、
  しかし今頃になると古代ハスが咲きカメラさんで賑わう。


  

     保育園の子どもたちも来ていた。




  

     今年はもう水車も回っている。




  

     が、しかし、肝心の花が、、、
     古代ハスの花、これっきりこれっきりこれっきり~ですかぁ?。
     これはいかんぜよ、出直すしかないっぺ。

     でも大丈夫、来るとき見つけたアレがある
     10年以上見なかった花を見っけ!帰りにアレを撮って帰ろう。




  

     真っ白いツバキの花みたいですね、
     そう、通称「夏ツバキ」という沙羅(シャラ)の木の花です。




  

     花びらの縁がギザギザになっているけどツバキの花そっくりです。
     昔、農業公園にいたころ一本あったけどこのごろ見ない、どこへいったのかな。
     この花、ツバキと同じように丸ごとポタっと落ちる、
     道端がその落ちた花で真っ白になっていたので見つけたと言うわけです。
     犬も歩けばなんとやら、珍しい花を見つけてしまった。




  

     沙羅というと有名なのが平家物語の冒頭
     「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
     沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。・・・」

     お釈迦さまが亡くなったときに近くに生えていたことで有名な
     「沙羅双樹」は、「沙羅」とは全く別の熱帯樹のことで
     「沙羅双樹」は日本ではあまり育たないらしいですね。




  

     では、なぜ夏椿がこの「沙羅双樹」に間違われたのか・・・。
     昔、ある僧侶が、「仏教にゆかりのある沙羅双樹の樹は
     日本にもきっとあるはず」と、山に入っていろいろ探したところ
     夏椿の木を見て「これが沙羅双樹だ」と思い込み、
     それを広めたため、との説があるそうです。
     ちなみに、釈迦が悟りを開いたことで有名な木は「インド菩提樹」だとか。

     なお、花がひと回り小さい「ヒメシャラの木」は百花園にもあるけど
     これはやっぱりツバキとは呼びづらいくらい花が小さいですね。

          data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 6月14日 堀之内公園と近くの路上
          


     「桜桃忌」

  

     6月19日は昭和の作家、太宰治をしのぶ日「桜桃忌」ですね。
     19日が命日と思われがちですが、実は何日に亡くなったのか分かっていません。
     なので遺体発見の日19日を桜桃忌として偲んでいるわけですが
     奇しくも遺体発見の19日は、太宰の39歳の誕生日でもありました。

     「桜桃忌」の名は、亡くなる前月の太宰の短編「桜桃」と、
     彼の好物のサクランボにちなみました。
     若いころから一度三鷹に行ってみたいと思いつつ未だに実現できておりません。
コメント (2)
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