東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

荒川流域だけに氷川神社が

2019-06-20 | 風景
  夏ツバキを見た近くに古色蒼然たる神社があった、
  モノは言いよう、今にも壊れそうなんてことは言わない。
  もちろん初めて見る神社で、こんなところにこんな神社が、、、
  調べてみたら神社仲間のリーダーだった。


  

     昭和初期を思わせる神社、江北氷川神社と。
     足立区には氷川神社なんて石を投げれば当たるくらいたくさんある、
     普段なら通り過ぎるところだけど茅の輪くぐりしている人が見えたので
     へぇ~茅の輪なんて久しぶりだなと中へ入ってみることに。




  

     外からは見えなかったけど鬱蒼たる木々の中に鳥居があって
     「江戸時代の鳥居」と。




  

     さらに進むとまた鳥居があって奥になにやら小さな祠が。
     お稲荷さんと弁天さまがあるらしい、覗いてみるかな。




  

     いやはやこれはもうゴミ屋敷だよ、
     だんだん私の期待に応えてくれているみたいになって嬉しいぞ。




  

     参道に戻って進むと茅の輪、神社では見るけど常設してあるのは珍しい
     普通は何か行事があるときに作るけどね。
     今月30日はいろいろな神社で茅の輪くぐりをやるみたい、
     一年の半分を過ぎたのでその行事らしい。
     やっぱりここの時間は昭和の初めの時間が流れているみたいだなぁ。




  

     本殿。
     看板・張り紙の類が多いね、個人経営?の神社に多い形態。
     素朴な人たちがお詣りに来るので手取り足取りで手ほどきしてるんだろうなぁ。




  

     絵馬もたくさん、いろいろな形があるけどみんなここのもの。
     開運、安産いろいろあるけどみんな新しいのね、イノシシさんばかり
     一部の神社みたいに古い干支の絵馬はなかった。
     外見からは思えないほどたくさんの人たちがお詣りにくるみたい。




  

     本殿わきの社務所、混沌としていて何か懐かしい香りがするような。
     ウロウロしていたら「御朱印要りますかぁ~」と木立の中から声がかかった、
     見たらノコギリを持ったおっさん
     このヒトが"宮司"さん?、「今日は通りすがりなのでまた来ま~す」と難を逃れたが、、、!?。




  

     一度外に出て改めて眺めたら結構な神社、
     江戸の昔からここに鎮座ましましていたんだね。




  

     境内に戻ってみたら手水舎で一生懸命に説明を読んでいる女性、
     初めての人かなと「御朱印でしたら木立の中に宮司さんが・・・」と声を掛けたら。
     これがとんでもないベテランでこの神社の沿革から御朱印まで詳しく教えられてしまった、
     御朱印は珍しい二つ折り、名誉宮司さんがいたらいろいろな和歌なども書いてくれるとか。
     そしてこの神社は足立区西部の氷川神社の総本社で今も17の氷川神社のまとめ役と。
     今日は通りすがりなのでまた調べてから改めてお参りに来ますと別れたが。

     氷川神社は荒川流域だけに見られる神社でほぼ埼玉・東京など武蔵の国以外では見られないという、
     開拓神として祀られている祭神は素戔嗚尊。
     アマテラスの弟スサノオはヤマタノオロチ神話で有名だけど出雲の簸川(ひのかわ)の伝説で活躍する、
     この簸川(ひのかわ)から氷川神社となったとされている。
     足立区には氷川神社は数多くあって自転車で10分も走ればどこかの氷川神社にぶつかる、
     でもこんな謂れがあることは知らなかった、ちゃんと調べてまた行ってみたいね。

          data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 6月14日 江北氷川神社
          
コメント (12)
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