毎日の暑さをよそに少しづつながら
秋めいた花が見られるようになりました。
この暑さの中に身を置いていると
ほんとに秋は来るのかなと心配したりしますが。
あちこちでフヨウが咲き出してきた。
昔から、「美しい人のたとえ」に用いられている花で、
美しくしとやかな顔立ちのことを「芙蓉の顔」という。
マツムシソウ(松虫草)が草むらの中で密やかに咲いている、
以前は群生していたけどヘンな花に駆逐されあちこちでポツンと。
北海道、本州、四国、九州に分布する日本の固有種だとか。
ユウスゲの花、以前は名札つきで咲いていたけど名札は無くなっていた。
ニッコウキスゲ、ノカンゾウ、ヤブカンゾウ、ユウスゲなどが咲いてくるけど
見分けがつかない花もあるので名札をつけてくれ~。
オトギリソウ(弟切草)も咲き出した。
鷹の傷を治す薬草の秘密を漏らした弟を兄が切り、
その血しぶきが葉や花の黒点として残った、という話があります。
実際に止血などの薬効もあるようです。
ミツバアケビの実が1個増えて3個になっていた、
熟れてパックリ割れるまで残っていて欲しいね。
ロクに見ないうちにアジサイも終わってしまいそう。
「三河千鳥」、もっと大きくなってどっしりした花になるんだけど
パッとした花にならないで終わってしまった。
「伊豆の踊子」。
両性花の周りにやや乱れて装飾花がつく美しいガクアジサイ、
この乱れた装飾花のほのかなブルーが何とも言えない。
昼なお暗い木立の中に咲いています。
大きな装飾花にはびっくり、単独で咲いてもおかしくない大きさ。
この花が見つかったのは静岡県伊豆半島あたりでした、
あの「伊豆の踊子」たちもこの花を見ながら旅を続けたのでしょうか。
かつて百花園にはアジサイの名品が咲いていた、
七段花、黒軸、アナベル、、、等々が美しさを競っていたが
近年それらは姿を消し今年は「城ケ崎」くらい見られなかった。
こうして百花園も変わっていくんだなぁ。
data:EOS70D/EF70-200 1:2.8 L。 撮影 7月 6日 向島百花園