今朝の毎日新聞の「本はともだち」のコーナーに、ご無理をお願いして宣伝告知を載せていただきました。
記者のKさん、ありがとうございました。
(写真は中野サンプラザのサイトからお借りしました)
このたび日本児童文学者協会は、秋の公開研究会を行うことになりました。
こんなに大きな研究会を開催するのは久しぶりです。
公開研究会担当委員の方のお話ですと、すでにかなりの数の参加申し込みがあるそうです。定員150名の締め切りに逼迫している申し込みだとか。
ご興味を持たれた方は、ぜひ早めにお申し込み下さい。
研究会が終わったあとは、参加者交流会も用意されています。どなたでもご参加できます。
ぜひこちらもお申し込み下さい。
秋の公開研究会 -物語の力-
日本児童文学者協会では、昨年度まで5月の総会の翌日に、シンポジウム形式の総会付設研究会を開催してきましたが、今年度からこれを秋に移し、より広がりのある内容で、多くの方たちにご参加いただけるよう、「公開研究会」として開催することになりました。
第一回目の今回は、全体テーマを〈物語の力〉とし、いま児童文学が子どもたちにどのようなメッセージを発信できるのかを、さまざまな角度から学び、論じ合いたいと思います。
子どもの本の今に関心をお持ちの、たくさんの方々のご参加をお待ちします。
●日 時 2010年11月13日(土)午前10時半~午後4時半
●会 場 中野サンプラザ(中野駅北口2分)
●プログラム
〈全体会〉10時開場、10時半~12時
講演 三木 卓「わたしが子どもに向けて書いてきたこと(仮)」
* 昨年、自身の満州での戦時下体験を題材にしたファンタジー『ほろびた国の旅』が復刊され、話題となった氏は、詩人、作家としての活動と合わせて、同作や 『真夏の旗』『ぽたぽた』などの創作、絵本翻訳などで、児童文学の世界でも活躍してこられました。氏が子どもの本へ注いでこられた思いを語っていただきま す。
<分科会>午後1時~4時半
A分科会「子どもの本の歴史もの、時代ものについて考える」
☆報告者 岩崎京子・時海結以・中川なをみ
* 「歴史もの」は敬遠されがちという出版情況の中で、岩崎京子さんは昨年東海道シリーズの集大成ともいうべき『建具職人の千太郎』を出版され、話題となりま した。中川なをみさんは『水底の棺』で03年度協会賞、昨年も南宋を舞台にした『龍の腹』を出版されています。また、時海結衣さんは時代物シリーズの書き 下ろし文庫などで活躍されています。それぞれの創作体験をうかがいながら、歴史もの、時代ものの可能性を探ります。
B分科会「09年話題作について話し合う」
★報告者 奥山 恵・皿海達哉・村山早紀
*今年度の協会賞受賞作『風の陰陽師』(三田村信行・作)『園芸少年』(魚住直子・作)の2作をテキストに、参加者も含めて今求められる児童文学のありようを論じ合います。
●参加費 1,000円
●申し込み方法 電話、FAX、Eメールにて、名前、住所、TEL、分科会AかBをお知らせください。折り返し受講証お送りします。参加費は当日受付にてお支払いください。
■主催 (社)日本児童文学者協会
(本事業は、子ども夢基金の助成を受けています。)