20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

秩父のいちご

2025年02月28日 | Weblog
            

どうやら、今年は、「いちごラッキー運」があるようです。

先日も美味しいいちごをいただき、「甘くて美味しい」とニコニコ顔で食べて、なくなってしまったと思ったら・・・。
今度は、秩父から届きました。

「今、人気なんですよ」と。

秩父の仲良しの従兄弟のKちゃんの、兄は、法政を出て、東京で大学に勤めていました。
おとなしく、やさしい従兄弟で、私の父が、当時は、「お見合い」という言葉が、主流を占めていて・・・。

「ジュンコの幼馴染の、⚪︎ちゃんと、Yを見合いさせるぞ。あの子はいい子だ」
と、父が。

父は見る目があって、思いがけない方向から、お見合い相手を見つけました。
そして結婚。

それ以前に、叔父は、ある日、くも膜下出血で、とつぜん亡くなりました。
それで、叔母は一人暮らしをしていました。
当時、従兄弟たちが、大学生だった頃です。

それから、しばらくして、お向かいには、次男が、3階建てのお茶室まである、大きな家を建て、家族で暮らしていました。
叔母は、お食事などの面倒も、次男の奥さんにお世話になっていたそうです。

でも人間、歳をとると、食事も自分で、好きなように食べたいと、どうやら、父に、妹である叔母が言ったことがあるようです。

胆石ができて、胆嚢の手術をきっかけに、これからは自分一人で作って、食べようと決意したようです。

父は二人兄妹で、たった一人の妹である叔母を、とても大切にしていました。
それで、定年退職した後、長男夫婦が、秩父に住んでいる母親の家に帰ってきてくれました。

私も夫とお邪魔したことがありますが、「ジュンコちゃん、筍ご飯を作ったの。お土産に持って帰ってね」と。
広い裏の庭には、彼女が畑をやっていて、蕗や、大きな瓜など、いろんな野菜や、お花を育てていました。
その手作り野菜で、お料理を作ってくれるのです。

大きな瓜も送っていただいたことがあり、それを、とろみをつけて、薄味で、やさしいお味の煮物を作ったこともあります。

さすが、たくさんの人たちと接している、父は、見る目があると思いました。
私の友だちまで、視野にちゃんと、入れていたのですから。
人生って、面白いものです。

その⚪︎ちゃんが、
「ジュンコちゃん、今、この苺が、秩父で流行ってるの。少しだから、お返しなんかしないでね。美味しいから食べてみて」
と、いろいろなものと一緒に、送ってくれました。

親戚としての繋がりは、折々にありましたが、日頃は、スマホで、本当にたまに連絡があるだけ。

「こんな名家に嫁がせてもらって、おじさんには、感謝してるの」

彼女は、結婚して、こんな長い年月を経ていても、いつまでも謙虚な人です。

「おばちゃんが、いつだったか、夫とお邪魔した時、すごく幸せそうだった。畑で作った美味しい野菜を、⚪︎ちゃんが、お料理してくれるからって」
と、話したことがあります。

その叔母も、94歳くらいで亡くなりました。
大往生です。

今は、⚪︎ちゃんは、車で、あちこちに出かけ、源氏物語の勉強会に出たり、コーラスなどに参加しているとか。

と、そんなわけで、懐かしい秩父です。
いちごも、びっくりするくらい大きく、甘くて、夫と、いただいてしまいました。
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怪我のトラウマ

2025年02月27日 | Weblog
            

バスや、地下鉄。
動くものに乗ると、大怪我のトラウマが出ます。

地下鉄も、直ぐにどこかに、つかまらないと不安。
バスも一緒。

先日、バスに乗って、空いてる座席がないかなと、目をキョロキョロさせていたら、若い男性が、
「ここが空いていますよ」
と、自分が座っていた席を。

「やっぱりおかしいですか?私の歩き方?」
「いえ、不安そうだったので、何かあったのかと思いまして」と。
「交通事故レベルと、言われた骨折を、腕と足にしたんです。もう随分前で、痛みも何もなく、運動もしているのですが、地下鉄やバスが、苦手で・・・」
「わかります。トラウマは、消えるものではありませんから。私は介護士をしています」
「ああ、それで、おかしな動きをしている私に気づいてくださったのですね。ありがとうございます」
「バスは、信じて大丈夫です。途中で、席を立ち上がらないでください。っていうでしょう。次、止まります。と言われて、後ろの方だったら、閉めそうになったら、おりますといえば、いいだけです。地下鉄は、そういうわけにはいきませんけどね」

いろいろ教えていただきました。
お礼を言いながら、バスを降り、こうして道を歩くのは、平気なのに、本当に動くものが、怖い、と思いながら。

先日もマンションの方に言われました。
「すごいお怪我をなさって、回復するの、時間がかかりそうって思っていたら、すぐにすたすたと歩いていらしたし。すごくお元気にカーブスなんか、行ってらっしゃるし。何か、治すコツでも、あるの?」と。

「コツなんてないけど、早くちゃんと元通りに歩くぞ。ちゃんと腕を上まで上げるぞ。そういう、固い意志だけ」
ゲラゲラ、彼女が笑い
「意志で治すって、一番、大切かもしれないわね」
「運動神経もないし、意志しか、ないもの」
私もゲラゲラ笑いました。

退院後、一番に地下鉄に乗ったのは、1月に3週間入院し、退院後の、3月の初め。
児文協の創作教室でした。当時、校長をしていらした、赤羽さんが、お気遣いくださって
「カトーさん、2月は雪とか降って、足が滑るといけないので、私がやります。3月の初めにお願いできますか?」
そのお心配りが、助かりました。

怪我をして、丸二ヶ月は、入院・リハビリ・トレーニング。
そして、三ヶ月目の初めには、地下鉄「神楽坂」駅の階段を、どんどん上れました。
(その後、エレベーターができて、今はもっぱらそれを利用しています)

創作教室が終わった後は、飲み会。皆さんが
「あのファミレスが常連なんです」と、手を引かれ・・・。
「あそこ、急階段を登らなくちゃでしょ?」
と、逡巡していると
「原稿の入ったバックを持ちます」と。
お言葉に甘えて、バックを男性の方に持っていただき、一人で急階段の、登り降りをしました。
でも、考えてみると、骨折から三ヶ月には、そうして急階段を登ったり、駅の階段を登ったりしていたのですから、やっぱり、意志かな?(笑)

後輩の作家の皆さんたちからは、
「ジュンコさんは、きっと、前より、パワーアップして帰ってくる」と、言われていたらしいです。
お恥ずかしいですが、お見通しです(笑)。

手は、どうしていたかしら?
腕は、三角巾で、まだ釣っていた?もう外れていた?自然治癒だったので、釣っていたかな?
2月には、整骨院で「まだ80%ですね。骨がついてるのは」と言われたのを覚えています。
「でも、動かさなくちゃダメ」と。拷問リハビリを。
それで、あの急階段の登り降りなんて、できるかな?

あのファミレス、コロナが終わった頃に、潰れてしまったようです。
残っている、昔からのお馴染みのお店は珈琲館だけ。あとは、赤城神社へ向かう途中のイタリアンのお店。

と、元気そうに言いますが、バスや地下鉄ではトラウマが出る・・・。
人間の心って、そんな簡単に全てが治るわけにはいかないものなんだと思いました。
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ヴィトンとコラボ 

2025年02月26日 | Weblog
           

またまた「モダンアートの巨匠」とか言われている、村上隆と、ヴィトンのコラボが始まりました。

とはいえ、銀座のヴィトンは、全面改修工事のため、テントにくるまってクローズド中です。

そもそも、私には、村上隆の良さがわからない。
「何。これ?」って感じ。
ヴィトンも重いから、買わないし、そこに、お花の村上隆の絵などが、入っていると、ゾッとします。

でも銀座のヴィトンは、いつも大行列。
インバウンドの人が多いのでしょうが、このセンス。何が、モダンアートの巨匠なのでしょう?
「Ginza six 」のTSUTAYAにも、隅っこに、村上隆の、お花の入った小物などが売っています。

誰か、教えて?
村上隆の素晴らしさを、という気分です。

今朝はこれから、吹き矢の会。
先日、歯科クリニックの時間を午後に変えていただいたら、歯科衛生士の方が
「いつも午前のいちばんに、いらっしゃるのに、急用でしたか?」と。
「マンションの吹き矢の会だったんですよ」
「ええ!!、マンションに、そんなのがあるのですか?」
「住人の方が先生で、すごいストレッチ運動をして、それから、静粛な気持ちになって、所作を整え、ふ〜って吹き矢を吹くんですよ」

院長先生が入っていらして
「吹き矢ですか。体に良さそうですね」
「ええ、うちのマンションはすごいんですよ。私は、やっと吹き矢に入れていただいたばかりですが、他にもたくさんのサークルがあるんです」
「ご主人は?」
と、隣の部屋の診察台に座っている夫を気にしながら。

「コロナでジムを辞めてしまったので、運動不足を心配して、引っ張って行ってます。でもいい運動になっているようで、女性の皆さんに、いろいろ教えていただいていて、嬉しそうですよ」
「僕もコロナでジムを辞めて、我流ストレッチだけ」
「先生、細マッチョだって、噂を聞きましたよ」
うふふ、あはは。

運動の話になると、俄然、みなさん、盛り上がります。
まだ、呼吸法もちゃんとできているか、所作もいい加減ではないか、心配ですが、折々に教えていただいています。

同じマンションに、あんな素敵な人たちが、たくさんいらっしゃるなんて、幸せです。
エレベーターを降りるだけで、マンションのホールに行けるのですから、本当に楽ちんです。
夫も、楽しみに、そして健康のために頑張っているようです。
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季節を過ぎたお誕生日会。

2025年02月25日 | Weblog
          

           

          

           

昨日は、季節を過ぎた、私のお誕生日会でした。

秩父の母に習って、
「60歳を過ぎたら、もう、毎年60歳。同じ年で過ぎていくの」
と、みんなに言っていって、60歳の時、子どもたちで企画してくれ、孫たちも揃って、お祝いを、夫も、私も、それぞれの歳にやってもらいました。

それからは、ひっそりと、夫と二人だけで、毎年、お祝いのお食事会を。

昨日は、銀座にお買い物に行って、突然、「銀座アスター本店」に、予約もなしに入りました。

銀座アスターのアラカルトのお料理は、銀座松屋で、時々食べています。
でもお誕生日お祝いだから、コース料理にしよう、と。

さすがに美味しかったです。

店長が、
「空席は、お二人様用が、2席だけです。ですから1時半までに終えていただければ」と。

年齢的にご高齢の方が多かったですが、こういう状況を見て、世間では、「高齢者は・・・」とか言われるのでしょう。
海外の人はいませんでした。

でも本店ですと、さすがにゆったりと、お食事ができ、美味しかったです。
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まあまあだったかな、2月。

2025年02月24日 | Weblog
          

忙しいのに、短い2月。
もう最終週です。

でも仕事が予定より、スパスパ進んでいて、結局、2月の短さは、あまり感じなくてすみました。
まあまあの2月でした。

残っているのは、来週の文学賞の2回目。
リアルに神楽坂で行われる委員会に向けて、未読のご本を10冊程度、読むだけ。
やっと、ここまで、到達しました。
(これが大変です。文学賞委員の皆さんも、格闘していらっしゃると思います)

我ながら、いいペースの2月でした。

合間に、カーブスや、吹き矢。そしてクリニックや、歯科クリニックにもいけました。
運動や健康も保持しつつ・・・。

さてさて、2月、あと少し、本読みを頑張ります。

あ、確定申告が、まだだった。
来週の文学賞委員会が終わったら、ピッチをあげます。
夫はもう終わっているようです。
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SNSの怖さ

2025年02月23日 | Weblog
             

三越のお帳場カードで、お買い物をすることが多いので、気がつくと、ポイントがかなり貯まっています。

ポイントが貯まるとポイントでタダでいただくのが、地下の菓遊庵に入っているお菓子。
京都の「阿闍梨餅」は定番です。
先日、買ったのが、埼玉の三代銘菓と言われている、熊谷の「五家宝」。

以前、食べたのが、『荻野吟子』(あかね書房)の取材に、熊谷から、バスに乗って妻沼に編集者の方々といった時。
五家宝の「紅葉屋本店」が、駅ビルに入っていて、買ってきました。
懐かしいお味で、美味しかった。

先日、突然、菓遊庵に入っているお菓子で目に入ったのが、その五家宝でした。ポイントで、タダでいただいてきました。
懐かしい、きな粉のお味です。

三越では、菓遊庵に入るのは、ポイントで阿闍梨餅を買う時くらい。
これからは、全国行脚するつもりで、地方地方のお菓子を見て歩くことにします。


さて、このところ、気になるのが、トランプの数々の発言。
いじめっ子でも、あそこまで酷い言葉をツルツル出す人はいないだろうと、思うくらい非人間的なことを平然と言います。

気になっていろいろ勉強すると、ネットというのは、その閲覧者の「嗜好」をよく学習していると言うこと。
お利口さんすぎるほどの、呆れるお利口さんです。

時間が来ると、勝手にお掃除を始める、我が家のお掃除ロボと同じです。

閲覧者の好みさえわかれば、例えそれが「偽情報」であろうが、その人の「好み情報的」なものばかりを、その人に流す仕組みなのです。

ちなみに、私のSNSには、お洋服情報がすごくたくさん、流れてきます(笑)。つい、釣られて買ったら、ペラペラで寒くて仕方ないようなお洋服もありました(笑)

その、流されてきた偽情報を根拠に、YouTubeをやっている占い師のおじいさんがいます。
「プーチンは、1代目のプーチンではなく、今のは二代目プーチン。奥さんが言っているから本当だ」
え?え?え?
要するに、ゴムマスクを被った別人ということ。
「習近平も、中国共産党から追い出され、今の習近平は二代目だと。
トランプ、プーチン、習近平で、世界を大洗浄して、いい社会になる。もうすぐだ」と、その占い師の頭ツルツルのおじいさんは声高に言います。

その人は、大好きなトランプ登場以来「今が儲け時!」とばかりに、連日、YouTubeを更新し、お金を稼ぎまくっています。

夜などに聞いていると、夫が「よく、ジュンコは、この人のおかしな情報に感化されないね」と笑います。
「だって、馬鹿馬鹿しくて、よくこんなことで、お金儲けができるなって感心しちゃう。評価できるのは、声がいいところくらい。あとは荒唐無稽」と。

SNSが閲覧者の思考(嗜好)傾向から、「X」などからどんどん偽の似通った情報が流されていることくらいなことは認識しているのではないかと思いますが・・・。
つるつる頭の、占い師のお爺さんの声には、心地いい響きがあります。
ラジオの人生相談にも出ていたことがあるらしいです。

「Xなどを見て勉強している人は賢く、今の状況を知っていて、Xなどを見ていない、日本のテレビしか見ない人は、時代に取り残されていく」
これが、そのおじいさんの決めセリフです。
でも自己防衛も忘れない。
「・・・って、私は思うんですけどね。よくわからないけど」と、エキセントリックな発言の後には、必ず、笑いながら逃げ道を作ります。
認知機能は、まだ大丈夫そうです。

そのYouTubeにすっかり、乗せられている人がたくさんいるのです。
書き込みを読むと、生活に困窮している、ご老人などが多そうです。
とにかく、まるで新興宗教の信者のような書き込みがいっぱい。
それを読んでると、怖くなります。
「洗脳」なんて、簡単にできるんだなと。

今、ウクライナのお隣の、ルーマニアも極右の親ロシアの人が、大統領選に出て大人気とか。
SNSの影響らしいです。
日本の兵庫県知事選。東京都知事選もそうでした。

これだけ、すごいSNSの時代になると、単に、テレビ情報、単に今流れてきた情報を鵜呑みにすることの怖さを、ちゃんと考えながら、情報を仕入れていかないと、ただ流されて同方向の記事ばかり読んでいると大変なことになります。

いろいろ検索して「それはどこからきた情報か」「誰が書いた情報か」その記名者、あるいは、その裏側まで調べます。
そうしたことを確認して、信用するところは、信用し、信じないところは、きちんと振り払っていく。

それくらいの賢明さと慎重さがないと、日々、変わるトランプの荒唐無稽な恐ろしい発言などを、そうしたツルツル頭のお爺さんからの情報だけを間にして、信じてしまう。そして、信者になっていく・・・。

大きな歴史の流れも、リアルな現実も、そのおじいさんの目をフィルターにしてしか見えなくなっていきます。
そしてそれら全てを、ジャニーズ問題。フジテレビ問題など、いろいろ露わになってきた問題と重ね、日本の崩壊は近いと。
私はずっとそれを確信していたと。そこでは星占いが出てきます。

世界中の国々が、今、インフレで苦しんでいます。
日本も同じです。
ミャンマーの一連の事件も、根っこは同じです。
貧困問題。
日々の生活が大変という人がたくさんいます。それと全てをくっつけて、恐れを煽り、ルーマニア大統領選で現在、行われているSNSからの動きからの極右思考。

ウクライナの隣国たちは、ウクライナを助けなくちゃと思いつつ、自分たちの日々のインフレで苦しむ生活を守るために、ロシア寄りにどんどんなっています。
だからと言って、雲の上から見下ろすような大金持ちであるトランプや、世界一の大金持ちのイーロン・マスクの非情さは、「自分たちは別格だから横に置いといて」として、彼らは悪どい大金持ちを成敗するかのようなポーズで、貧しい人々に荒唐無稽な主張を繰り返します。

それを聞いている人間は、「トランプさん素敵、プーチンさん素敵、マスクさん、頑張って」と、本質も見抜かず、言われたことだけが真実で、その根底には
「必ずいつか、自分たちも幸せになれる。それをやってくれる」とういう幻想があります。
人間を簡単に洗脳できる、怖い時代です。
だからこそ、怖い。

自分の知恵の基軸をしっかり持ち、「情報」もきちんと自分の頭で精査しなくていけない時代だと、認識しています。
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今日はショートケーキの日? 

2025年02月22日 | Weblog
          

           

15日が「イチゴの日」で、カレンダーのその上の、今日、22日は「ショートケーキの日」だそうです。

いろいろ工夫して、考えるものです。

それで、横浜の赤レンガで、「ヨコハマストロベリーフェスティバル2025」をやっているとか。

私は、そのイチゴの日とは関係なく、一足早く、ゴージャスなイチゴをいただいてしまいました。

どのパックのイチゴも甘くて美味しい。

お正月にお姉さんの八百屋さんにお願いしていたのは、あまり甘くありませんでしたが、このイチゴは、甘くて美味しくて、ほっぺが落ちそう。

と言いつつ、「美味しい。美味しい」と。もう半分、食べてしまいましたが。


今朝、長い友人で、妹のように思っていた、岡田なおこちゃんがご逝去された話を伺いました。
ショックです。悲しいです。

なおちゃんは、脳性まひによる四肢体幹障害者でした。
でも車椅子で、いろんなところにきてくれました。
「カトーさん」
背中で声がすると、なおちゃんの笑顔。
「なおちゃん、きてくれたの。嬉しい。会えて」
と、いつも、手をぎゅっと握り締め、そんな会話をしながら、なおちゃんの行動力。強さに驚嘆していました。

原稿もお願いしたことがあります。

なおちゃんは、ヘルパーさんの助けを借り、ご実家の近くで、一人暮らしをしていました。
お母様も年齢とともに、認知症になり、お父様のご負担が、大変になっていくことを、何より自覚されたのだと思います。
歩くのもままならない。手も自由に使えない。口も上手く喋れない。

でも、それが、「丸ごと自分」。
と、きちんと受け止め、自立していたのです。
そして、車椅子で、児童文学学校に通い、創作教室に通い、自らの書く意味を、見つけ続けていました。

いくつもの作品がありますが、特筆したいのは『薫ing』。
第30回野間児童文芸新人賞を受賞しました。
そして、『ひなこちゃんと歩く道』で第43回日本児童文学者協会賞受賞されました。

「なおちゃん、すごいよ、すごすぎるよ」
いつもなおちゃんにそう言っていました。
「カトーさん、ありがとう」
彼女の笑顔が浮かびます。

晩年は、腸を全摘出し、「親父様に迷惑をかけてばかり」と。
そんなふうにお父様に感謝しながらも、明るく生き抜く姿勢は、ずっと変わらぬまま。

書いて書いて書いて。自分と戦って、戦って、戦っての人生でした。

でもなおちゃんは、素晴らしい生き様を見せてくれました。
壮絶な人生を、自らときちんと向き合って、逃げることなく、生き抜きました。
ありがとう、なおちゃん。
ずっとずっと、忘れないからね。
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予約お掃除

2025年02月20日 | Weblog


この掃除機ロボ。
予約で、勝手にお掃除してくれることがわかりました。

火曜日の2時。
毎週、火曜日の2時になると、勝手にお掃除して、勝手にホームに帰ってくれます。

ああ、終わったなと思うと、すごい短時間。

そして、1時間ほどしたら、またリビングから、動き出してきます。

「ええ!さっきは、疲れて帰っちゃっただけ?」

前のルンバは、おばかちゃんだったけど、今度のお掃除ロボは、気まぐれ?
スマホ入力の、何かが間違っているのかもしれません。

サロンで本読みをしていると、突然、リビングから「強」にしてあるので、すごい音で、突進してきます。

慌てて仕事部屋に逃げます。

なんだか、以前の、のんびりおばかちゃんじゃなくて、今回は、凶暴ないきものを飼っている気分です。
仕事はきちんとやってくれますが・・・。

ロボに振り回される時代なんだなと思いながら、サロンから逃げて、仕事部屋に入ってこないように、ドアを閉めておきます。

お掃除後を見ると、すごいゴミがポットに入っています。
それをボタンを押すと、スポッと落ちます。
床屋さんのマーク見ないなところを外して、お水で水洗いできます。

お掃除係の夫が、気づいた時、この子の後始末をしてくれます。

でも、勝手にやってくれるというのはびっくりです。
おまけに、ダイソンのロボは、吸引力も、手でお掃除するのと同じくらいだそうです。

重くて、挫折したままのダイソン。
もったいなくて、捨てられなくて、リビングの窓辺の隅に転がっています。
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バタバタだった水曜日 

2025年02月20日 | Weblog
            

昨日は、バタバタの水曜日でした。

吹き矢が終え、急いでお昼ご飯を食べて、バスで、都営線のところまで行って、さらに乗り換え、「本郷三丁目の歯科クリニック」の定期検診でした。

写真は、ガラスのお雛様

我が家も和室に飾ってあります。
生協で、「お雛様用」の防虫剤も買ったのを、そばに置いてあります。

やはりお部屋が華やぎます。
もう、古くなった、新王飾りと、5月には、兜。
やはり季節の行事は大切にしたいです。

秩父の八段飾りのお雛様は、旧暦なので、春休みになると飾っていました。

祖母が、そういう行事にはしっかりと目を凝らしていて、自らもお飾りを手伝ってくれました。
4月3日が、お雛祭りでした。

その前の、エイプリルフールには、いつも朝起きていくと、みんなを騙すのが、父の楽しみでした。
きっと数日前から
「今年は、どんな驚き話をしてやろう」と、考えているのではないかしらと思うくらい。

でも、あの日の朝。
祖母が、早朝、脳出血で倒れた、4月1日。エイプリルフールの朝。
お雛様は飾ってなかったことを記憶しています。

八段飾りのお雛様は、本当に飾り付けも、お片付けもひと仕事です。
だんだん、大変になって、仕舞い込んでいたのでしょう。

大学生だった姉の、下宿にはまだ電話がなく、父が電報を打ったようです。
「ソバ キトク スグカエレ」
「ソボ」ではなく「ソバ」。
姉は、「ああまた、エイプリルフールだ」と思って、そのままにしていたらしいですが、「キトク」の文字が、なんとなく気になり、夜になって秩父に帰ってきました。

すでに、祖母が、亡くなったあとでした。

父の妹である叔母が、泣きながら、桐の箪笥の、黒い鉦の取っ手を、全部、上に逆さに上げていた姿を思い出します。
今でもその姿は、目に焼き付いています。

          
それが、何を意味するのか、誰にも聞けないまま、今に至っています。

どなたか、そんな風習について、ご存知でしたらおしえてください。
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車谷長吉 

2025年02月19日 | Weblog
          

           

マンションの吹き矢の会に、作家「車谷長吉」の大ファンの方がいます。
今日は、その吹き矢の会です。

なぜ、車谷の話になったかというと、
「車谷は、タバコをやめろと言われるのなら、死んだ方がマシだと、最後まで、タバコを吸い続けた。私も同じ」

私が、カーブスに行くたび、外の喫煙場所でお見かけし、「タバコ3兄弟」と、からかっていた中の、お一人です。

「車谷は、肺がんだったけど、タバコをやめられなかった。ただ、死因は、肺がんも悪かったが、肺がんじゃなくて、奥さんが講演で留守だった時、寝酒を飲みながら、スルメを食べていて、それが喉につかえて死んだ」

そして奥さんの高橋順子さんも、エッセイストで俳人で、車谷が、惚れ込んで惚れ込んで、やっと結婚できた人。
彼女は今も生きているけど。と。

だから、
「車谷って60歳くらいで、死んじゃったんでしょ。肺がんが直接の死因じゃなくても、肺をかなり患っていて」と話したら、
「59歳だよ」

ああ、なるほど。
彼は新聞社にいた人で、やはり日頃、文筆活動をされていらした方です。

それにしても、これだけ惚れ込んだ作家を、かつて、取材でもしたことがあるのでしょう。
そういう意味では、我々、児童文学の世界は、まだまだ狭いです。

写真は、文春文庫と、新潮文庫で、出ている本です。

でも、新書館が、お二人の本(かつての)を、2024年に出版しているのを見て、びっくり。

新書館は、昔、評論家の三浦雅士が、社長のお婿さんをしていた会社です。
離婚したので、もう、新書館とは直接、関係はありませんが・・・。

実は、私が、すごく大切にしていてボロボロになっている三浦雅士の評論も、新書館です。

今の新書館は、フィギュアスケート、ラノベ、漫画、バレエなど、エンタメが多いですが、車谷夫妻の本が出ているのを見ると、ちょっと嬉しくなります。

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