20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

吊り橋、渡らん。

2019年03月31日 | Weblog

           

 3月も今日でおしまいです。

 3月から、いろいろ動き出し、やっと自分に少しだけ自信が出てきています。

 まだ階段を下るのは苦手ですが、それも、そのうち克服していくでしょう。

 

 公園に、山吹の花が咲いていました。

 面影草の異名を持つ花です。

 この花を見るたび、小学校の時の遠足を思い出します。

 吊り橋のようなものを渡って、あちらに行かなくてはいけません。

 みんなはどんどん吊り橋を渡っていきます。

 でも私は、ユラユラ揺れる吊り橋の下の渓流をみて、怖くて一歩も前に進めませんでした。

「いけません。私、ここで待っています」と、先生に。

「帰りは別の道になるから、どうしても渡ってもらわないといけないんだよ」

 私は、半べそをかいて、赤ちゃんのようにはいはいして、吊り橋を渡りました。

 渡りきった向こうには、黄色い山吹の花が、満開でした。

 

 運動神経の鈍さは、子どもの頃からです。

 マラソンもしたことがありませんし・・・。

 だから骨がしっかり太く成長せずに、細すぎて、骨折するのだと、先生に言われました。

 

 浦山の山奥の方にあった、あの吊り橋。

 今は、どうなっているのでしょう?

 今もそこが、遠足のコースになっていたら、きっと、私のような子どもが、一人や二人はいるような気がします。

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日本絵本賞受賞おめでとう!

2019年03月30日 | Weblog

           

 最上一平作・町田尚子絵・岩崎書店の「たぬきの花よめ道中」を読んだ、瞬間。

「これは、日本絵本大賞受賞するわよ、ぜったいに!」と、すぐに彼に言いました。

 大賞ではありませんでしたが、日本絵本賞受賞。

 予言が当たりました。本当に嬉しいです。

 一平さん、おめでとう!!

 

 一平さんの、叙情的で、ユーモラスで、緊張感のある文章に、町田さんが、負けじと、鬼気迫る勢いで挑んでいます。

 その挑み方がすごく、「これはすごいコラボだ!」と思いました。

 絵本って、こういう作家と画家との戦いと寄り添いあいにより、すごい絵本が仕上がる。

 それを見られるのが、面白いところです。

 

  5月4日の、上野の森の親子ブックフェスタで、彼が「どんな本を、何冊くらい売ったらいいかわからない」と、3月の初めに言ってきたので、

「絶対に、「たぬきの花よめ道中」にしてほしい。これだけでいいから、これを10冊」と彼に言いました。

 すぐに彼は、岩崎書店に連絡し、この絵本を10冊、サインセール用に用意してくださったようです。

 上野の森では、イベントも行います。

 イベントの西川さんたちの読み聞かせで、ぜひこの「たぬきの花よめ道中」をやっていただき、その流れで、サインセールをやりましょうと。

 セッティング後、その吉報が流れてきました。

 

 4日には、岩崎書店のテントブースでも、ミニサインセールをやってくださると、社長がおっしゃってくださいました。

 12時からは児文協テントでサインセールを予定しておりますので、午後2時過ぎからやるようです。

 たくさん、売れますように・・・・!!

 

 ちなみに、その西川さんたちのイベントテントでは、私の紙芝居もやってくださるそうです(笑)。

 童心社の担当編集者の方にも、その旨、お知らせいたしました。

 5月4日、晴れるといいです。

 またサインセールなどの詳細につきましては、改めて告知させていただきます。

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お掃除ロボ

2019年03月29日 | Weblog

           

 右手の中指の腱鞘炎に(痛みは、ほとんどなくなりましたが)まだ不安があるので、コードレスの掃除機を使うのが億劫で、とうとう昨日、ルンバを買ってしまいました。

 一度、骨折などをすると、人間、用心深くなるものです。

 

 今どきのアイロボットは、フローリングだけではなく、カーペットの床でもお掃除してくれるそうです。

 でも、充電が済んで動き出したら、ルンバから目が離せずに、まるでハイハイ歩きをする赤ちゃんを見守るように、ずっと追いかけていました。

 やっぱり、動きがロボットですね(笑)。

 

 娘が、かなり前に「音が大きいので、子どもが怖がるから、留守の時にいつも、かけて出かけている」と話していましたが、今時はルンバも音もないし、随分お安くなりました。

 骨折以来、どうやったら、手抜きで、無理せず生活できるか、そんなことを考えています。

 

 日常は、毎日やってきます。

 それが少しでも楽になれば、サイコーです。

 こうして、いろんなことを少しづつ、手を抜きながらも、合理的に、そして快適に生活できるようにする・・・。

 そろそろ、そんな暮らしへの模索に、入っていく時期なのかもしれません。

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八分咲き

2019年03月28日 | Weblog

           

           

 リハビリに通うために歩く公園の桜が、八分咲きです。

 桜並木は、圧倒されるようなピンク色に染まっています。

 

 年に一度のこの季節。

 満開になるまで、この公園を歩き続けます。

 

 右手の中指がなんとなく、腫れていて痛く、握力もないので、リハビリの先生に診ていただいたら、レントゲンの結果、軽いバネ指だと言われました。

 骨自体は、何もありませんでしたが。

 ずっと三角巾で吊っていて、血流が悪かった右手の指を、使いすぎたようです。

 中指にテープを巻いて、付け根のところに塗り薬を出していただきました。

 

 足の手術をしていただいた都立病院の先生に、「すごいですね。もう全部、骨がついているから、骨折前の生活に戻って、大丈夫ですよ」と言われましたが、やはり、どこか無理をしているところがあるようです。

 まだ、骨折から三ヶ月も経っていませんし・・・。

 回復が早いのはありがたいですが、まだまだ無理のしすぎはご法度です。

 なんでも、頑張りすぎは、用心、用心と、自分に言い聞かせています。 

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夕日

2019年03月27日 | Weblog

       

        

        

 

 ビルの向こうに、大きな夕日が沈んでいきます。

 春霞と言いますが、春は、真冬のように、遠景がクリアに見えないことが多いです。

 

 ズームで撮っているので、近所にビルが林立しているように見えますが、実は、我が家のマンションのある地域は高さの基準があるのか、高いビルがあまりありません。

 ですから、自宅から、東京湾岸、東京駅界隈、六本木、東京タワー、スカイツリー、丹沢の山々、秩父連山、富士山、群馬の山・・・。

 すべて見渡せます。

 夜景もうつくしいですしね。

 眺望という点から行ったら、結構ポイント、高いです。

 あとはね・・・。

 もうマンションも古いですしね・・・。

 マンションの清掃は5〜6人のおじさんやおばさんたちが、毎朝、お掃除をしてくれているし、いつでもゴミ出しできるゴミ捨て場も、実に整理整頓されています。

 ですから古くてもとてもきれいです。

 管理も毎日、男性、女性、数名のスタッフの方々に、しっかりやっていただいております。

 夜は警備員の方たちが一晩中、常駐しています。

 

 ・・・・こんな宣伝文句を書いて、マンションを売却でもするつもりか?と(笑)。

 いえいえ、もう終の住処ですから。

 骨折などをすると、そうしたことを考えるようになるものだと、知りました。

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花々の季節

2019年03月26日 | Weblog

          

          

 花々が美しく咲いています。

 色を統一すると、そのボリュームで、白の美しさに奥行きが出てきて、際立ちます。

 バラと、カラー。

 

 今日は入院した病院に、ひと月ぶりのレントゲン検査と診察です。

 今日で、もしかしたら、あの病院での診察は、もう無罪放免?

 手の骨も、ほぼついてきたし、足の骨はもう、骨折ひと月目についているし・・・。

 もう一週間ほどすると、骨折から三ヶ月になります。

 

 あとは筋力と気力をつけて、バリバリ歩けるようになることです。

 右手もずっと固定していたので、動かさない癖がついています。(お料理作りや、パソコン以外は)

 なので、あえて重いものを右手で持つように、自分で訓練していますが、やはりすぐ疲れてしまいます。

 足も腕も、日々の自己トレーニングと、言い聞かせています。

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学習会のお知らせ

2019年03月25日 | Weblog

              

 今夜は、「フォーラム・子どもたちの未来のために」の学習会です。

 専修大学教授の、山田健太先生に、「辺野古埋め立てはなぜ強行され続けるのか」をテーマにお話しいただきます。

 沖縄の県民投票でも、辺野古埋め立て反対が圧倒的多数を占め、知事も埋め立てに反対しています。

 それなのに、沖縄県民の意思など、無視され続け、今も埋め立ては続いています。

 

 その根っこは、日米地位協定です。

 日米地位協定があるから、日本はアメリカに異を唱えることができません。

 その犠牲を一番、強いられているのが沖縄です。

 

 でも東京の空も、実は日本のものではなく、アメリカのものになっています。

 東京都の、たとえば世田谷区や中野区、杉並区、練馬区、武蔵野市などの上空は「日本のものではない」のです。

 そこで米軍の飛行機が事故を起こしても、日本は責任をアメリカに問うことはできません。

 

 横田空域の境界線の内側上空(上記の地域が、そこに入っています)でなら、米軍はどんな軍事演習をすることも可能ですし、日本政府からその許可を得る必要もありません。

 2020年(米会計年度)から横田基地に配備されることが決まっているオスプレイは、すでにこの空域内で、頻繁に低空飛行訓練を行っているのです。

 横田空域というのが、東京の空のどれくらいを覆っているのか、ぜひ、ご自分の目で調べてください。

 あるいは、日本中の空のどこが、アメリカの空域になっているのか、ネットで調べれば出てきます。

 

 ですから、羽田空港への離発着のため、飛行機が飛ぶルートは、アメリカの許可がなくては決められないことは既成の事実になっています。

 横田空域に限らず、本土でも、あらゆるところが、日本の空ではなく、アメリカの空になっていることに、気づかず、生活している人が多いかもしれません。

 物価は上がり、貧困家庭が増えている中、そうしたアメリカの脅威にも晒されているわけです。

「北朝鮮の脅威」ばかりが強調されますが、実はアメリカにまるで占領されているかのような、今の日本の状況の恐ろしさは、日本人の頭にはないのかもしれません。

 勉強していない人たちはこう言います。

「アメリカが守ってくれているんだから」と。

 すごい金額の、高い戦争の武器などをたくさん買わされたりしていても、日本はそれを、保育園の待機児童の問題も、大きく解決されたわけではありません。

 でも内閣の支持率は落ちない。私は日本人はよっぽど能天気なのか、何も勉強していないのか・・・。そんなことを支持率を見るたびに考えてしまいます。

 これは政治的思想が、右か左かの問題ではありません。

 BSチャンネルなどで、丁寧に取材し、放映している事実です。

 まず、私たちは真実を知らなくてはなりません。

 

 北方領土も同じです。

 政権は2島返還などと言っていますが、ここにきてロシアが強硬な姿勢でいるのは、もしそこに米軍基地ができたらと・・・。

 日米地位協定がある限り、日本は、アメリカが仮に、2島返還になったとして、そこに米軍基地を作るといいだしたら、いいなりになるしかありませんから。

 アメリカにとっては、北方領土は、ロシアを牽制するために絶好の足がかりの場所ですから。

 日本でありながら、日本のものではない。

 そうした、日米地位協定について、今夜は、山田先生がじっくりお話してくださると思います。

 お申し込みがまだの方でも、大丈夫です。

 ぜひ、地下鉄「東西線」九段下からすぐの、専修大学にお越しください。

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花束

2019年03月24日 | Weblog

           

 昨日は最後の創作教室。

 皆さんから、ステキな花束を頂いてしまいました。

 

 一年はあっという間でした。

 でも皆さんととても仲良くなり、創作教室後も食べたり飲んだり、バンバン叩いたりしながら、笑い転げ、おしゃべりに興じてきました。

 仲良しなのに、お名前も間違ってばかり。

 でも、もう、しっかり覚えましたよ。

 

 気がついたら帰宅も10時が過ぎていました。

 これからも、いろいろ皆さんにお世話になることもあります。

 その節は、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 ステキなお花を、ありがとうございました。

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最後の創作教室

2019年03月23日 | Weblog

           

 今日は、今期、私の担当の最後の創作教室です。

 最後などで、皆さんも力が入っています。

 ですから、読む私も闘いです。

 

 何を描きたいのか、なぜ書くのか・・・。

 そうした物語の核について、よく申し上げていますが、人間を描写することと、この核(物語の基軸)はとても大切で、書いていると、「あれ?何が描きたかったんだっけ』と、特に長編だと、そうした枝葉の部分に力が入ってしまったりすることがあるものです。

 また、高学年ものを書いている方に、よく申し上げていたのが、レトリック。

 ストーリーに追いかけられていると、なかなかレトリックまで気が回らず、その作者の特有な雰囲気を出せないままで、終わってしまうことがあります。

 今日は最後などで、これからどういうことに気をつけて書いていったらいいか、とか、本質的なお話し合いができればと思っております。

 二次会にも、お付き合いします。

 一年間、仲良くお付き合いしてくださって、皆さん、ありがとうございました。

 今日が終わっても、きっと、またどこかでお会いできるでしょうが・・・。

 

 創作教室が終わったら、通信講座がすぐに始まります。

 昨年に続き、4名の方を担当しています。

 創作教室からも、通信講座からも、新鮮な感性と、新しい発想の作家の誕生を、心より願っています。

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桜、咲く

2019年03月22日 | Weblog

           

 リハビリで歩いている公園の、桜並木に、いくつか桜が咲き始めました。

 ソメイヨシノは、毎年見ていても、この儚げな色が、うつくしいです。

 これから満開になると、桜は、三度、楽しめます。

 まずは何と言っても、満開の桜の並木の海。

 散り落ちたら、池に浮かぶ、花筏。

 葉桜の前に、木々に残っている、赤い桜蘂。

 しばらく、リハビリに歩く道が、楽しくなりそうです。

 

 おかげさまで、リハビリも順調で、先生にも褒めていただきました。

 腕の骨も、レントゲンで見る限り、新しい骨がどんどん出てきていて、普通の人とほぼ同じくらいの強度に復活していると・・・。

 ただ、まだ後ろへ回すのが大変で、もうしばらくリハビリは続きそうです。

 

 足の骨は、手術した病院で、一ヶ月検診でレントゲンを撮っていただいたときに、

「ああ、もう骨がついていますね」と。

 右手がまだ痛い時があるので(古傷が痛むという症状は、しばらく続くそうです)、歩くリズムがおかしいことがあるらしいですが、どうにか普通に歩いています。

 お野菜を切ったり、お料理をしたり・・・。

 すっかりいつもの日常に戻っています。

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