20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

隅田川風物図巻

2011年07月31日 | Weblog
     
 ↑は清洲橋。

     
 次は新大橋。

     
 蔵前橋。

     
 アサヒビールのビルに映った、スカイツリー。

     
 目の前で見たスカイツリー。

 昨日、日本橋にランチにいったら、お江戸日本橋の橋のふもとから舟がでていました。
「舟めぐり」川辺の涼、と題して、日本橋架橋100周年で、江戸時代の人たちが楽しんだ舟遊びを体現させてくれるといいます。
 楽しそうだったので、舟にのせていただきました。
 
 コースは日本橋から浅草まで。江戸時代一番人気の「川上り」コースだそうです。
 日本橋から浜町、そして桜橋、吾妻橋、両国、浜町、そして高橋を経てまた日本橋へ。
 運航時間は1時間45分。
 
 朝は大雨でしたが、高島屋でお買い物を終え、「糖朝」でランチをすませたころには、暑い日差しが照りつけ始めました。
 エアコンもなにもなかった江戸時代。
 こうして涼をとっていた,その時代の人たちの「粋」を感じながら、川風にふかれ、ひとときの舟遊びを楽しんできました。

     
     
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戻り梅雨

2011年07月30日 | Weblog
           

 ぬいぐるみのパグ犬と、うさぎです。
 日頃ひとりでいるので、こうしたぬいぐるみがそばにいると、なんだか仲間のような気がします。

 このところの気候は、戻り梅雨なのだそうです。
 こんなムシムシと不快指数だけが高いお天気が続くと、すかっとした夏の青空が恋しくなります。
 けれど、今朝は高原の朝のような爽やかな風。 
 空はあいかわらず曇天で、いつ雨がふるかわからないような状態ですが。
 今日はこれから、昨晩遅くに帰宅した夫と日本橋でランチです。
 イタリアの「illy」のサンドイッチにするか、「糖朝」の中華にするか・・・。
 そのあと丸善で本でも探して、帰ってきます。
 ランチから帰ってきたら、ふたりで、たまっているDVDの鑑賞。
 毎週末の、ささやかな楽しみです。
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ゆらめき

2011年07月29日 | Weblog
          

 公園の池に、さざ波がゆらめいています。
 池に映る木々たちが、まるで陽炎のように、蠢いています。

 フランスの印象派の画家、クロード・モネの描く光と色を思いうかべます。
 一瞬、真夏であることを忘れてしまいそうな、幻想的で静謐な世界です。
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ラタンブーケ

2011年07月28日 | Weblog
             

 ホームフレグランスといったら、いままではお香が主流でしたが、どうやら最近は「ラタンブーケ」なるものが流行っているようです。
 写真右は、娘にプレゼントしてもらったESTEBANのレ セゾン ルームフレグランス ウォーター ヴィンヤードピーチ。
 写真左が、息子の奥さんにプレゼントしてもらったL’OCCITANEのホワイトブロッサム ホームパフューム。

 どちらも、とてもいい香りです。
 お香とはまた違った、フラワーやピーチのかすかな香りで部屋を満たしていると、とてもしあわせな気分になります。

 それにしてもラタンを束ねたものに香りを吸わせるなんて、いったいだれが考えたのでしょう。
 こういう奇抜でクリエイティブな能力が必要とされる時代だからこそ、佐藤可士和なんて人がヒットするのでしょうね。
 
 同じことは、物語の作り方にも言えそうです。
 その意表を突くような、クリエイティブな発想が生まれてこず、いま、日々苦悩しているところです。
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心機一転

2011年07月27日 | Weblog
              

 このところ、お出かけの予定があまりなく、家で本を読んだり、原稿のあれこれを考えたりしています。
(そうそう、ご恵贈いただいているご本も、7冊あります。これも近々ご紹介いたします)

 編集者の方が、しばらく前から待って下さっている原稿があったり、雑誌の原稿などもありますが、どうもエンジンがかかりません。
 というか、作品に関して言えば、テーマは明確なのですが、作品世界のイメージがひろがっていかないのです。
 図書館で、たくさんの本を借りてきて、読んで勉強したりしているのですが。
 ピっとくるイメージがおりてくる瞬間を、あれやこれやといじりながら待っているところです。

 と、おさぼりついでに、昨日は美容院にパーマをかけに行きました。
 2ヶ月に一回は行っているのですが、セミロングにしているので、つい美容院への足が遠のきます。
 お髪を洗ったあと、自分で巻いているので、さほど美容院の必要性を感じていなかったのです。
 でもそろそろ限界です。
 自分の力では、きれいにまとまらなくなってきました。
 そんなわけで昨日は、4月11日以来久しぶりに、朝一番、美容院にいってきました。
 これで心機一転、がんばれそうです。
(写真は、サイトからお借りしました)
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『飛ぶ教室 26』(光村図書)

2011年07月26日 | Weblog
              

『飛ぶ教室』の夏号が届きました。
 今号は、まるごと一冊創作特集です。
 テーマは「物語の悦び」

 45人の作家の書き下ろしアンソロジーです。
 私もお仲間に入れていただきました。

 テーマはさまざま。
 バラエティに富んだ、たいへんおもしろく、贅沢で読みごたえのある一冊です。
 ぜひ、お読みになってください。

 45人の執筆者
 安東みきえ、安藤由希、いしいしんじ、石津ちひろ、今江祥智、
 岩瀬成子、薄井ゆうじ、大久保雨咲、大島真寿美、岡田淳、
 恩田陸、片平直樹、片山令子、加藤純子、角野栄子、
 上條さなえ、河合二湖、川島誠、川端裕人、木坂涼、
 草野たき、工藤直子、小森香折、斉藤洋、佐川光晴、
 朱川湊人、末吉暁子、高田桂子、高橋順子、たからしげる
 田口犬男、竹下文子、二宮由紀子、ねじめ正一、野中柊、
 蜂飼耳、花形みつる、はやみねかおる、東直子、ひこ・田中、
 藤野千夜、三木卓、八束澄子、椰月美智子、山本けんぞう
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悪女を演じる

2011年07月25日 | Weblog
            

 先日の句会の句稿を,お仲間の一宙さんが書いて下さいました。
 軽妙洒脱で、句会の様子をとても楽しく表現して下さっています。
 
 私は今回は悪女を演じた俳句ばかりを作りました。
 実生活では、ぜったいに悪女にはなれず、名前の通り純真そのもの。(?)
 この暑さです。おもいきり遊んでやれと、悪女を気取り、オトコたちをたぶらかしてやろうと目論んだのですが、意外や意外、女性陣からもお点をいただきました。
 
 そんな遊び心から作った俳句が、なんと「天」に!
 男性陣からは「名前を純子から不純子に買えたほうがいい」とか、「すっかり騙されてしまった」と、歯ぎしりが・・・。
 私にしてみれば思うつぼ。内心「おほほ」と・・・。

「天」取りのご常連、空々さんがお休みだったので、宗匠曰く「今月はどんぐりの背比べだな」・・・。
 そのどんぐりの中から、わずかに顔をだしていたのが、下の拙句だったようです。
 それにしても、悪女になりきるのって、なんて快感なのでしょう!
 これって、物語を作り出すときの快感に似ています。
 それではその「天」の句を。(兼題は「踊り」)
 ☆ 踊り子やひらり素足で嘘をつき

 好点句をいただいたのが、悪女シリーズその2
 ☆ 夏草やあれは恋だったかもしれぬ
 恋だったのか、いや恋ではなかったのか、そのあたりを「かもしれぬ」でぼかして、じらしています。

 まったくの0点句が、悪女シリーズ3
 ☆ 花ゴザや夢のつづきをしまいをり
 これはご想像におまかせいたします。
 
 この程度では、悪女へのイマジネーションがまだ弱い?
(写真は踊り子のポスターをお借りしました)
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夾竹桃と百日紅

2011年07月24日 | Weblog
             
              

 真夏になると、そこかしこで咲く百日紅と夾竹桃の花。
 私にとっては、ヒマワリより真夏の象徴のような花です。

 それというのも、暑い夏、入院している父を見舞うために秩父を訪れるたび、それらの赤い花が咲いていたのを思い出すからです。
 その父が85歳で肺気腫で亡くなったのが、八月。
 母が92歳で老衰で亡くなくなったのは、七月のおわり。
 母との、亡くなる前日の楽しかったおしゃべりも思い出します。

 夏がくるたびに、この赤い花と、真夏のじりじりと焦げそうな暑さや、蝉しぐれや、父や母とのとりとめのないおしゃべりなどを思い出します。
 けれど今年は、満開の季節がいつもより早いような気がします。
 蝉のなき声も、今朝聞きました。
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やわらかな葉

2011年07月23日 | Weblog
            

 風の強い午後。
 お買い物に出かけました。

 以前は、そんな風の強い日はいちばん苦手でした。
 なぜかというとハードコンタクトレンズにすぐゴミが入ってしまい、目が痛くてあけられなくなってしまうからです。
 でもソフトコンタクトレンズにしてからは、風がこんな心地いいものかと、思わず風に顔を向けてしまいます。

 そんなとき見つけたのが、この新芽。
「万緑の候」というくらい、いまの季節は緑がたっぷりとあふれています。
 春には、若さに輝いていた緑が、いまや、まるで「中年」のような渋さを持った緑に変色しています。
 そんななかに、まだ新芽のやわらかな葉っぱが・・・。

 小さな子どもと一緒で、小さきものは、なんて新鮮でかわいいのでしょう。
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ソウルの夏

2011年07月22日 | Weblog
           

 白い木槿の花をみるたびに思い出すのが、もう二十数年前に、夏のソウルで見た光景です。

 息子が高校生、娘が中学生だった夏休み、私たち家族はソウルに遊びに行きました。
 いまのような韓流ブームがまだ起きる前でしたので、なぜソウルだったのかよく覚えていませんが、その頃はまだ「遠くて近い国」だった韓国に行ってみたいと思ったのかも知れません。

 ソウルの町の真ん中にある王宮・景福宮をさえぎるように建っていたのが、朝鮮民族の屈辱の歴史の象徴である朝鮮総督府でした。
 そこで私たちはひとりのおじいさんに声をかけられました。そのおじいさんは韓流時代劇ドラマに出てくるような帽子をかぶり、白い正装をしている人でした。
「日本人ですか?」
 流暢な日本語で、そのおじいさんは、日韓併合でいかにたいへんな思いをしたか、語り始めました。
 日本人として、つらく胸をひきちぎられるような話を聞いていた私たちのそばに咲いていたのが、この白い木槿の花でした。

 日本軍が朝鮮に侵攻し統治するための拠点であった朝鮮総督府は、その当時、国立中央博物館として建物内部も開放されていました。ですから私たち家族はそのなかもすべて見てきました。

 その朝鮮総督府も、いまから五~六年前、仕事仲間である「水質調査隊」で、K社の編集者のKさんのご案内で(彼はハングルがぺらぺらで、すごい韓国通なのです)ソウルに行った時は、影も形もなくなっていて、ソウルは東京のような近代都市になっていました。
 屈辱の歴史の象徴である朝鮮総督府の建物は、1996年までに完全撤去されたそうです。

 韓流時代劇ドラマを見るたび私は、あのときのおじいさんの姿と、この白い木槿の花を思いだし、日韓の歴史について、少しだけ考えます。
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