20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

八月のカレンダー

2012年08月31日 | Weblog
             

 壁にかけてあるカレンダーの、この青色は八月です。
 九月になると、この青が浅黄色に代わります。

 海の青。
 空の青。
 プールの青。
 チェックのワンピースの青。
 テーブルクロスの青。
 自転車の青。
 ポロシャツの青。
 草むらの青。

 吸いこまれていきそうな、青のカレンダーの八月も、今日でおしまい。
 浅黄色の九月には、どんな風景が織りこまれていくでしょう・・・。
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夏の終わりの風景

2012年08月30日 | Weblog
           
 
 公園のみどりのあいだからは、真っ白な入道雲が見えています。

           

 アオサギの王国はしばらく前から、もぬけの殻。
 アオサギたちはどこへいってしまったのでしょう。
 みどりの藻を纏った川だけが、のんびりと流れています。

           

 花菖蒲の水路は、いまや雑草と葉っぱが生い茂っています。

 夏のおわりだというのに、どの木々や草たちも暑さに負けず元気です。
 人間たちもビタミンCをたっぷりとって、もうひとがんばり。
 夏の終わりをのりきっていきましょう。
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来客

2012年08月29日 | Weblog
           
 
 今週・来週と、関西方面から仕事関係のお客さまが、我が家にお越しになります。
 
 今日は、京都から。
 企画の打ち合わせのために、わざわざお越し下さいます。
 どういった企画になるか、まだわかりませんが、おもしろいものに仕上がればと思っております。
(写真は、昨日の夕暮れの光景)
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エルメス

2012年08月28日 | Weblog
          
          
          
 
 エルメスと言えば、もともとはフランスの馬具の工房。
 銀座エルメスの4階には、いまも馬具売り場が、売り場というより展示場のように展開されています。

 エルメスはお高くてなかなか買えませんが、何種類ものバーキンやスカーフやこじんまりとした美術館やミニシアターなど、銀座エルメスはなかなかお楽しみどころ満載のお店です。

 ただし入るとき、決してドアマンに気後れしてはいけません。
 ドアを開けて下さったら、にこっと笑顔をむけ胸をはり、堂々と中へ入ります。
 あとは一気に、つきあたりのエレベーターへ。
 そこまでいけば、こっちのものです。
 
 8階のメゾン・エルメスフォーラムでは、いま「トマス・サラセーノ展」を行っています。
 むろん、入場無料。
 ただし、ドアマンに気後れせず、中に入れればのお話ですが・・。
 慣れればドアマンなんて、なんのその。
 ただのウインドウショッピングなんて後ろめたさも、なんのその。
 品物を薦められたら「ありがとう!」とフレンドリーな笑顔をかえすだけ。

 ガラスブロックのステキな建物でのちょっぴり優雅なひとときを楽しめること、受け合いです。
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水質調査隊

2012年08月27日 | Weblog
             
 
 今夜は久しぶりに水質調査隊の集まりがあります。
 隊長の作家・国松俊英さんが、このたび福田清人賞を受賞なさったお祝い会です。
 いきつけのお茶の水のお店を借り切って(小さいお店なので)みんなでわいわいがやがや楽しみます。

 水質調査隊が生まれて、今年で二十数年。
 編集者・作家・画家たち20人弱で作っている仲よしグループです。
 過去にはソウルに行ったり、北海道に行ったり、日本全国の水質〔お酒〕を調査しつつ旅を重ねてきました。
 ですから、集まるといつも話題になるのが、
「今度、どこへ行く?」
 旅の達人も仲間にいますので、余り知られていない国内の場所や、海外などが,飲んだ勢いで話題にのぼり、みんなで大いに盛り上がるのですが、近ごろは実行されたためしがありません。

 まだみんな若かったころは、すぐに話がまとまり、出かけていきましたが。
 近ごろは、話だけで盛り上がり、行った気分になる。それでおしまいです。
 みんな年をとってきた証拠かもしれません。

 そういえば、第一線で編集長をやっていた仲間たちも、気がつくとそのほとんどの方たちが役職を退いています。
 画家や作家たちは、相変わらずですが・・・。
 水質調査隊は、お互いの二十数年の歴史を理解しあっている、親戚か兄妹のような仲間たちです。
 (お酒の写真はサイトからお借りしました)
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真珠の耳飾りの少女

2012年08月26日 | Weblog
             
 
 銀座ミキモトでは、東京都美術館及び神戸市立博物館で開催される「マウリッツハイス美術館展」に協賛しているそうです。

 マロニエ通りにある、花びら模様に窓をくりぬかれたミキモト別館は、ピンクのビルにフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」の絵のコピーが貼り付けられています。

 この少女のちょうど背中あたりには(ちょっと見えにくいですが)、フェルメールをイメージした、ミキモトオリジナルの大ぶりな白蝶真珠のイヤリングが展示してあります。

 このビル。とくかく遠目から目立ちます。
 これはいったい、なに?と、思わず近づいてみたくなります。
 ちょうど、窓ガラスのところに絵のコピーが貼り付けてあるようです。
 この手法、インパクトがあり宣伝効果抜群です。
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虫時雨

2012年08月25日 | Weblog
            
 
 残暑とは思えない日中の暑さが続いています。
 けれど夜になるとお隣の公園から、まるで空からふってくるような虫の声が聴こえてきます。

 あかりを消し真っ暗になったリビングで夜景を眺めながら、夜の闇にひびく虫時雨を聴いていると、しみじみと秋が近いことを感じます。

 立秋や処暑も過ぎ、暦の上では秋ですが、それを実感できずにいたのが、いつの間にか秋が近づいていることを、この虫の音が知らせてくれています。
 それにしても、虫の音ってどうしてこんなに切なく胸にひびくのでしょう。
 
 暑さも、もうひと息・・・。
 そう自分に言い聞かせて。

(写真はネットでお借りしました)
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恐竜三昧の夏

2012年08月24日 | Weblog
           
 
 今年は幕張や横浜。いろいろなところで恐竜展が開かれていました。
 恐竜好きの娘夫婦の○くんはこの夏、幕張はもちろん、福井県の勝山市にあるアジア最大の恐竜館、福井県立恐竜博物館にも親子3人で行ったそうです。
 まさに恐竜三昧の夏だったようです。

 勝山市の恐竜博物館といえば、数年前、国民文化祭で「恐竜児童文学」を募集し、その審査のために夏に・・・、贈呈式のために秋に・・・と、二度ほど勝山市にうかがったことを思い出します。
 審査員だった、今は亡き木暮正夫さんや、岡信子さん、横山充男さん、恐竜の専門家・ヒサクニヒコさん、マンガ家の『銀河鉄道999』の松本零士さんたちとご一緒でした。
 夏の審査のあと、勝山市役所の方々に連れていっていただいたのがここ。
 それはそれはすごい恐竜博物館でした。

 トンネルをくぐったとたん、目の前に白亜紀だかジュラ紀だかの、恐竜の世界が広がっているのですから。
 それ以来、私はすっかり恐竜のファンになってしまいました。
 娘の話では、あの建物は黒川紀章さんの設計だとか。
 ですから黒川さん設計の六本木にある国立新美術館とデザインが似ていると話していました。
 その上にあるホテルに泊まったので、恐竜博物館のステキなライトアップも眺めたと話していました。
 私はそこまでは知りませんでしたが、とにかくすばらしい博物館です。

 今日はその○くんが、夕方から娘が中高の女子校時代の友人の結婚式に出席するために、お泊まりにやってきます。
 ○くんたちはこの夏、家族3人でディズニーシーに行ったり、勝山から京都旅行をしてきたり、楽しいことがいっぱいだったようです。
 彼と話しているといつも、子どものまなざしからの発見があります。
 笑ってしまうくらい。
 メモして自分の作品に・・と思いつつ、いつも彼と向き合うことに夢中で忘れてしまいます。
「おもしろいから、メモとらせて」
 そんなことをいったら、負けじと、
「○くんも、お話作る」
 そういって紙にむかって,絵を描いたり文章を書いたりしそうです。
 夜には、夫も帰宅します。

(写真は福井県立恐竜博物館のサイトからお借りしました)
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文章の推敲

2012年08月23日 | Weblog
           
 
 私はときどき書くことに行き詰まると,翻訳家・柴田元幸の本を読みます。
 彼の文章のセンスがとても好きなのです。
 そのなかの一冊。そこにこんなフレーズがありました。

「僕にとって推敲というのは、しらけるところとか、なんか気持ち悪いところ、通りが悪いところを出来るだけ取りのぞいていくということ、ここに点を打たないと、この言葉がこっちにかかるのかあっちにかかるのかわからないとか、この語順だと、こことこことに因果関係がないはずなのが、あるように思われてしまう、とか。要するにノイズをどう取りのぞくかということだ」

 友人たちと文章の話をするとき、「句読点の多いタイプ」「少ないタイプ」と別れますが、私はそれを作者の呼吸の問題(ブレスが浅いか、深いか)だと思っていました。
 けれど単純に、読んでいて気持ちの悪いところを取りのぞくと書かれてあったのを読み、溜飲をおろした気分でした。

 それからもうひとつ。
「書くことを持続するのは、ある種の残酷さが必要。感受性のやさしさだけに頼っていちゃだめ」
「作家として残りそうな人は、感受性を主たる武器にしていない」

 まさに、読むは(言うは)易し、行うは難しです。
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雲のクインテット

2012年08月22日 | Weblog
           
 
 さてこれより、朝日にピンク色に染まった雲たちの、クインテットのはじまりです。
 バイオリンは、一番右端、アルチュール・グリュミオーです。
 曲目はイタリア古典のヴァイオリン・ソナタ「悪魔のトリル」です。

 さあ、耳を澄ましてみましょう。
 晩夏の朝は、これからはじまる暑さを吹き飛ばすように、こんな大胆な雲たちの演奏を聴くのもいいかもしれません。

 それにしても・・・。
 あ~早く、鱗雲などの秋の雲を見たい!
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