とうとう、ずっと以前に買った、ドクターエアーの「3D ネックマッサージャー」というのを引っ張り出して、首に肩に、ゴリゴリやっています。
寒暖差頭痛だと思いましたが、どうやら目や肩こりからの頭痛でした。
金曜日も、「統一教会」関連のテレビを見ながら、ゴリゴリ。
「文化庁が、何で出てこないの?」と、ぶつぶつ、独り言。
表面的に騒いでいても、結局は、解散命令とか、あるいはカルト集団として、宗教法人剥奪とか、税制免除をなくすとか、根本的な手を打たなくては、何も進まないのではと思って見ていました。
でもそれをやろうとすると、名称変更の時も、前川喜平さんがずっと防衛していたのに、当時の文科大臣、元塾の経営者の衆議院議員の、Sから圧力がかかったらしいです。
彼は、ずっと水面下に潜って、出てきていません。
安倍の二の舞になるのが、怖いのでしょう。
文化庁長官って、誰よ。
検索したら、文化庁長官は、作曲家の都倉俊一だとか。
みんな、なりを潜めています。
それで、調べて見たら、統一教会のあの冷酷そうな会長でさえ、年収、600万円だそうです。
信者から巻き上げたお金は、すべて韓国に行っているそうです。
肩こり頭痛で、体調が悪いと、余計、罵詈雑言が出てきます。
宗教ってなに?
宗教を信じることは、信教の自由があるけど、そこにお金がつながって、自分たちは、たったの600万しか年収をもらわないのに、何?
それを見ていて、思い出したのが、ウクライナ人の監督が作った、映画『バビ・ヤール』。
先日、カンヌ映画祭で、上映されました。
当時の記録映像のみで作られた映画です。
扱ったのは第2次大戦期にウクライナで起きたユダヤ人の虐殺事件。当時、ナチスドイツの占領下にあったウクライナでは首都キーウをはじめ各地に暮らすユダヤ人、およそ3万人が殺害されました。
描いた内容の1つが、ナチスに協力してユダヤ人の虐殺に加担したウクライナ人の存在。
戦後、長い間、タブーとされ、公に語られることのなかったウクライナの「負の歴史」です。
SNSの書き込みには、こんなものもあるそうです。
「監督が親ロシア派だとは思わなかった・・・」
ここをプーチンは「ウクライナからネオナチを追い出す」を侵攻の一つの理由にしましたから。
いまだに陰謀論にハマっている人たちは、この言葉を根拠にプーチン支持を続けています。トランプの「魔女狩り論」も、その陰謀論の言いがかりです。
この映画は、ロシア侵攻の前に作られたものです。
ロズニツァ監督は、こういいます。
「誰もがプーチンはウソを言っているとよく分かっているでしょう。そうであれば、なぜ彼の言うことに耳を傾ける必要があるでしょうか。ホロコーストに手を貸した人びとは確かにいました。彼らは悪党です。
ただしそれを国民全員に当てはめてはいけません。そうでない人もたくさんいました。一方でプロパガンダに利用する口実をロシアに与えないためにもナチスに協力した人がウクライナにいたことを認めるのは極めて大事なことです」
「何らかの問題に直面したとき、まずはそれを描写する必要があります。それができなければ、その後、間違った道を行くことになります。語ろうとしなければ問題はどんどん深刻化し消えることはないのです」
問題を正しく描写しなければ間違った道を行くことになる。実はそれは、監督が一貫して自らの映画で表現してきたテーマです。
2019年に公開された映画『国葬』。ソ連の独裁者、スターリンの国葬を記録した、当時の映像で作られた映画です。
スターリンは、政治家から一般民衆に至るまで、敵と見なした人数百万人を粛清したとされ、恐怖政治を行いました。
スターリンの個人崇拝は、スターリニズム、あるいは全体主義といわれました。
ちなみに、今、ロシアは徴兵制を敷いていてウクライナに予備兵を派兵させようとし、猛烈な反対運動が起きています。
プーチンは、その反対運動している人たちを投獄し、まるで中国の香港へのやり方と同じです。
ところが、その暗黒時代を送ったはずの当時の民衆は、スターリンが死去すると、多くが無批判にその死を痛み、功績を礼賛。国際社会も十分な関心を向けず、問題はそのまま放置されたと、監督は指摘しました。
そうした問題意識から生まれた、ドキュメンタリーです。
日本でも、まもなく映画『バビ・ヤール』が公開されるそうです。
ウクライナの闇を、ウクライナ人である、ロズニツァ監督はあえて、つまびらかにする。
それが真実をごまかさない、人間の誠意というものだと思います。
私たちも真実を見抜く目をちゃんと持っていないと、今という時代、知らない間に陰謀論に流されていきます。