昨年のサッカーワールドカップ、日本チームの活躍と応援の盛り上がりはすごかった。
地上波でのナイター中継が激減して久しい状況で、野球関係者は気を揉んでいたことと思うが、
今回のWBCの日本チームの活躍と応援の盛り上がりは、久々に野球の存在感を大きくPRできたと言えるだろう。
Suさんの学校は、日本の学校より一足早く春休みに入っていたので、22日の決勝は、自宅でゆっくりリアルタイムで観戦することができた
メジャーの強力打線に日本の若手ピッチャー(戸郷・高橋)が速球で真っ向勝負する場面とか、日本プロ野球を代表する強打者(村上・岡本)が豪快なホームランで得点を奪い取ってくる場面とか、アメリカとがっぷり四つで戦う姿に、胸がワクワクした。
試合終了後から、各放送局は名場面集とインタビュー映像のリピート放送となってしまったが、Suさん含めみんな喜んで見ていたと思う。
そんな中、友人がSNS上に投稿した記事に、深く考えさせられた。
※色々なスポーツの世界大会で日本が活躍し、その活躍に日本中が驚き感動し涙している。こんなに日本を応援することが、自分の国を好きになることがスポーツ以外にあるのだろうか。
どうしてこんなに熱くなれるのか。そこには日本の部活動文化が多少なりとも影響しているのではないだろうか。
昨今、教員の働き方改革や様々な問題から部活動は廃止、地域移行へと移ってきている。その問題は理解出来るし改善も必要だと思う。しかし、あまりにも部活動が子どもたちに与えるいい影響を無視しているような気がしてならない。
こんなに日本中が熱くなれるものを国はわかっているのだろうか。日本のやってきたことを、欧米に習い簡単に捨てていいのだろうか。そうやって欧米に習い近代化し、日本文化のたくさんを捨ててきた日本。部活動も捨ててしまうのだろうか。部活動に青春をかける子どもたちがいることが見えているのだろうか。未来を生きる子どもたちに日本を応援し、自分の国を好きになる気持ちを忘れないで欲しい。
ー以上その抜粋
Suさんは35年間部活動顧問を続け(卓球部、化学部)、やりきった満足感をもって定年を迎えることができたが、友人はまだ若く卓球専門部の中核として現在も働いている。彼のようにこれまで部活動指導を頑張って来て、これからも頑張っていこうと思っている教員にとっては、最近の部活動を巡る急激な変化は、拙速であると感じられているのだろう。彼の憂いは当然である。
For the team を掲げ皆で協力し努力する姿勢、相手をレスペクトする態度、用具や練習場所を大事にし周囲への感謝を忘れないことなど、マスコミでもしばしば取り上げられる日本人の美徳を培ってきたのは、まさに部活動の場だと思うからだ。
様々なスポーツ界で日本人の活躍が目立っている昨今、これまでの日本スポーツ界を支えてきた部活動が、よりよい形に変革され、選手・教員に明るい未来が与えられることを、切に願う!