Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

60歳の就活、その後2

2020年12月17日 | 上海
 ここは成田市にある公証役場
bikkuri

今日は大事な手続きをしに来た。

 60歳の就活が身を結び、来春から中国・上海で働くことになったsunQだが、長期にわたり外国に滞在し収入を得ていくためには、今まで経験をしたことのない様々な手続きを行わなければならない。
まずは就労ビザ(外国に在留し働くことに対する公的許可)の取得だ。

 学校の方からビザ取得のための説明文書をもらったが、ややっこしく、何をどこに、いつまでに出せば良いのかさっぱり分からない???

 ネット等で探せる代行業者に頼めば簡単にすむようだが、見積もりをしてもらったら、10万円ぐらいかかる様子hi

 まあ、息子の大学&住宅ローンの返済も終わった今は出せない金額ではないけれど、なんだかなあ… と思いつつ もう一度情報を整理してみると大分しくみが理解できてきた。これなら、業者に頼まなくてもできるかも…

 中国の就労ビザ取得のための第一段階は以下の9点の書類を中国に送ること

①パスポートのカラーコピー
②履歴書(高校から今までの学歴、職歴)
③本人の情報記録表
④証明写真
⑤健康証明書(中国大使館指定病院発行)
⑥地元警察署が発行した無犯罪証明書
⑦大学(大学院)の卒業証明書
⑧大学(大学院)の学位記のコピー
⑨教員免許証状のコピー

このうち⑥-⑨は、日本外務省と中国総領事館の認証を得る必要がある。しかし、この認証ができるのは、公的機関が3カ月以内に発行した書類だけなのだ。

 ⑥⑦は申請すれば新しいものをすぐ得ることができる。けれども⑧⑨を私が得たのはもう35年も前のこと、認証してもらえないじゃん!

 そういう時に利用するのが公証役場。ここに学位記と免許状の原本&コピーを持ち込み、このコピーは原本と同じですと自分自身で宣言した書類に記名する。役場の公証人はその宣言書が正しい物であるという証明を発行するのだ。これにより、コピーは公的機関が新発行した書類と同じ効力を持つことになる(なんというややっこしい仕組みhekomi

宣言書は個人が書いたものだから私文書になる

 幸いsunQの勤務地成田市には公証役場があり、昨日連絡したところちょうどキャンセルがあったため、すぐに予約がとれた(ラッキー) いろいろ大変だったが、本日無事に2点を原本証明してもらった。

 今度はこれを外務省に持っていくのだが、現在は新型コロナ感染防止のため、外務省では窓口受付を行っておらず郵便送付しなければならないのだそうな。だったらわざわざ東京の代行業者に頼むことはないわな。数日後にはゆうパックで返送されてくるから、それをもって中国総領事館(ビザ申請センター)に行けば良いのだね。ここだけは自分で東京まで出ていかなければならないけど、1回ならまあ仕方ない。be
 かくして業者に払うはずだった4万3千円ほどを節約!

でもこれはまだまだ第一段階の途中、ビザ取得の道のりは長い。ガンバレ、sunQ!



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