折にふれて

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暑気払いの情景

2021-08-01 | 抒情的金沢

 

兄妹家族で恒例の暑気払いをすることにした。

 

 

金沢の感染拡大が気になるところで

週明けからはまん延防止対策も始まるとのことだったが

兄妹のほとんどがワクチン接種を終えていること

そしてまた、店を貸し切り(聞こえはいいが、他に客がいないそうだ)にしてもらうことで

集まろうということになった。

 

ということで、いつもの東山、「櫂」へ。

 

日中はかなり人が動いていて、首都圏や関西からの観光客も多いと聞くが

夜ともなるとさすがに閑散としている。

 

「櫂」のことだが。

蕎麦懐石とあって、蕎麦がきや蕎麦豆腐など

定番食材にひと手間加えたものも出すが、

地元の新鮮な食材を使った繊細な料理にも定評がある。

テーブル席で10人が満席の小さな店だが

全国雑誌で紹介されたこともあって

最近は観光客の予約も多いそうだ。

 

つい最近のこと、ミシュランの北陸版で一つ星に選ばれたと聞いて

「上を目指す張り合いができたね」と励ましたところ

女将いわく、「星を上げるには改装と料理単価を上げる必要がある」のだとか。

改装はともかく、単価を上げられるのは困るので

即座に「今のままでいいから」と言っておいた。

 

さて、暑気払いを終えて

人気のない界隈を少し歩いてみた。

 

浅野川沿い、主計町あたり。

 

午後八時を回った頃だったろうか。

街灯だけに照らされた街の風景に落ち着いた風情を感じたものの

茶屋街は人が行き来してこそのもの、と

ちょっぴり寂しい気分にもなった。

一刻でも早く、この災禍から抜け出し

元の賑わいを取り戻してほしいものである。


「へえー!」と思わず聴き入った和楽器のアンサンブル。

 
  和楽器のプロが戦場のメリークリスマス弾いてみた!
     ーJapanese traditional musical instruments ensemble "MAHORA"

それぞれの奏者の方々にはもちろん、

あらためて、坂本龍一の「和」のこころに感心した次第だ。

 

 

 

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