はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

藤原宮跡で菜の花と桜を楽しみました

2017-04-09 19:52:35 | 花めぐり
天気予報では、今日だけが晴れマークでした。青空の下、満開を迎えた桜を愛でるのは今日しかありません。(実際は、雨こそ降らなかったものの、青空は見られませんでした。)
向かったのは藤原宮跡です。ここには5つの花ゾーンがあり、季節毎の花を楽しむことができます。今は、菜の花が見頃で、ちょうど満開になった桜とのコラボレーションが楽しめました。


歴史好きな私は、藤原宮跡には何回か訪れているのですが、この季節に訪れたのは、はじめてでした。


ところで、藤原京は、奈良の平城京に都が遷される前の都で、わずか16年という短い歴史でした。それでも、日本ではじめて造られた本格的な都でした。


藤原宮跡からは、北に耳成山、西に畝傍山、東には香具山が望まれます。香具山は、藤原宮のあるじであった持統天皇が「春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山」と歌っています。


菜の花畑は、甲子園球場グラウンドの約2倍の広さだそうです。


そこそこの人が来ていましたが、混雑しているというほどではありませんでした。


ここは観光地とは言えないところなので、道もぬかるんでいたりしますが、それも自然という感じでいいと思いました。


平城宮跡は、整備がすすんできて大極殿が再建されたりしていますが、ここはまだ手つかずのままです。私は、このままでいいと思います。


※訪問日 4月9日