はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

出雲大社に参拝しました

2024-12-26 19:15:15 | 寺社めぐり
島根県を旅しました。
と言っても97歳の母を連れての旅なので、温泉に泊まるのが中心の旅です。
それでもせっかく島根県まで行ったので、出雲大社にお詣りをしました。

出雲大社といえば「縁結びの神様」として有名ですが、私たちにはあまり関係がありません(笑)
それよりも、「神話のふるさと」としての歴史に興味が湧く神社の一つです。

勢溜の鳥居から参道を通ってお詣りするのが正しい参拝順路です。
しかし、97歳の母を連れているので駐車場からショートカットです(笑)

というわけで、まずは神楽殿です。ここが本殿かと思うような立派な建物です。


神楽殿には日本最大級のしめ縄があります。長さ13m、重さは5.2tもあるそうです。


拝殿にやってきました。


ここにも立派なしめ縄がありました。


ここでのご参拝は「二礼四拍手一礼」です。


拝殿の後方に御本殿の屋根が見えてきました。
御本殿は「大社造り」と呼ばれる日本最古の神社建築様式で、高さは24mあるそうです。


八足門前から参拝します。手前の床にある丸い模様は2000年に出土した柱の跡です。
これによって出雲大社はかつては48mもある高層神殿であったことが証明されました。


瑞垣に沿って一周します。


出雲大社のご祭神は、ご存知の通り大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)です。
他にも大己貴神(おおなむちのかみ)や大物主神(おおものぬしのかみ)など多くの呼ばれ方がありますが


大黒様(だいこくさま)と呼ばれるのが一番馴染みがあるのではないでしょうか。


大黒様といえば因幡の白うさぎです。


千木が陽を受けて神々しい風景でした。


『古事記』によれば、大国主神が国譲りの際にその代償として大きな宮殿を建てることを要求し、道営されたのが出雲大社の始まりといわれています。
出雲大社と呼ばれるようになったのは明治になってからのことで、それまでは杵築大社(きづきたいしゃ)と呼ばれていたそうです。


よくお詣りする三輪の大神神社(おおみわじんじゃ)のご祭神は大物主大神です。(ご神体は三輪山です)
なぜ大和の古い神社に出雲の神様の大物主大神(大国主大神)が祀られているのでしょうか?
いつも疑問に思うのと同時に歴史のロマンのようなものを感じます。

※訪問日 2024.12.23