はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

今年登った山を振り返りました(八方尾根)

2024-12-22 18:25:25 | 山歩き
八方尾根 (7/31)

当初の予定では、30日に唐松岳に登り、山小屋で一泊して31日に下山の予定でした。
しかし、天気が悪いので予定を大幅に変更しました。
31日はなんとか天気が回復してきたので、八方尾根を行ける所まで行くことにしました。
黒菱林道を走り、駐車場に着くと駐車場はけっこう満車状態でした。
みなさん朝早くから登られたのでしょうか?それとも前日からでしょうか?

7時15分の始発の黒菱第3ペアリフトに乗りました。青空はあるものの雲の多い天気です。


グラートクワッドリフトで一気に1830mへ。しかし、めざす方向には怪しい雲が立ち込めています。


晴れていれば右手に白馬三山を眺めながら登山ですが‥。


この辺りから高山植物を撮り始めました。ハクサンシャジンです。


マツムシソウです。


五竜スキー場のあたりが見えました。


第3ケルンが見えてきました。唐松岳は雲の中です。


八方池が近づいてきました。


残念ながら八方池に映る白馬三山の姿はありませんでした。


自然研究路はここまでです。


ニッコーキスゲです。上空には希望の青空があるのですが。


ニッコーキスゲの群落でした。


下の樺(シモノカンバ)を過ぎたあたりから振り返りました。


その先は、素晴らしいお花畑が広がります。


ピンクのシモツケソウが良いアクセントでした。


扇雪渓まで登ってきました。今年は雪渓も小さく感じました。


ゴゼンタチバナです。


しばらく行くと、今度はチングルマが咲いていました。


小さいけれどチングルマの群生地でした。


ウラジロナナカマドも白い花が咲いていました。赤く紅葉する姿も見たいものです。


こちらはコイワカガミです。


チングルマとイワカガミが咲き乱れていました。


午前10時55分、丸山ケルンに到着しました。
ここから稜線までは約50分です。頂上にも行けないことはありません。


しかし、ここから上は雲に包まれたままです。稜線に出たところで剱岳方面も見えないでしょう。


そして、何よりもこの日はリゾートホテルを予約していたので、あまり遅くに着きたくはありません。
ということで、今回はここまでにして下山することにしました。


そうと決まれば、ゆっくりと下山しながら撮れなかった高山植物を撮ることができます。


シシウドです。


クルマユリです。所々に咲いていました。


ヤマブキショウマの群生です。


ヨツバシオガマです。


タカネウツボグサの紫が鮮やかでした。


オトギリソウです。たくさん咲いていました。


イブキジャコウソウです。


同じくワレモコウも撮りました。


ハクサンシャジンと背景は遠見尾根です。


お花畑を眺めながら下ります。


下の樺まで戻ってきました。


往路は足早に通り過ぎましたが、ここは美しい所です。


マツムシソウも花盛りでした。


左手は深い谷です。


近くにある岩ですが、雲がかかって迫力があります。


白馬三山はあいかわらず雲の中です。


ミネウスユキソウです。


この沢は唐松沢です。やがて松川となって白馬大橋の下を流れます。


間も無く八方池です。


振り返ると雲の中から不帰ノ嶮のI峰(真ん中の尖り山)とII峰(左)が見えていましたが、唐松岳は雲の中のようでした。


八方池で20分ほど雲が取れるのを待ちました。


しかし、白馬三山は姿を見せてくれませんでした。


クガイソウです。


クガイソウと白馬三山です。あと少しで白馬鑓ヶ岳の頂上が見えそうですが。


赤紫や白色のホタルブクロも咲いていました。


風が強かったので八方池もさざ波が立っていました。


キンコウカでしょうか。


ミヤマダイモンジソウにも出会えました。


第3ケルンに別れを告げて、リフト乗り場をめざします。


最後は黒菱第3ペアリフトで駐車場をめざします。友人の登山靴にトンボがとまっていました。


こうして八方尾根ハイキングは終了しました。
あとになりましたが、今回は4人のメンバーで歩きました。
雨のために一泊二日の唐松岳登山は出来ませんでしたが、それなりに日帰りハイキングを楽しむことが出来ました。
山を下りた後は、シェラリゾート白馬で温泉やお酒を楽しんだことは言うまでもありません。