はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

京都の路地と辻子で遊ぶ

2016-01-09 22:50:06 | 京都をぶらり
京都のまちを歩いていると必ず出会うのが「路地」です。京都では「ろ~じ」と言うそうです。路地とは別に「辻子」<図子>(ずし)と言うのもあります。路地は行き止まりになっていますが、辻子は、大路や小路を結ぶ細い道です。

ちょっと前(12月30日)に遊んだ路地です。奥には何があるんだろうと想像力を涌かせてくれます。
 (四条通にある路地)

 (松原通にある路地)

京都のまちは、平安京が誕生したときに碁盤の目状に作られました。一辺が120メートルの区画なので、どうしても区画の中心部は空き地になってしまいます。その空間に入っていくための道が「路地」なのです。(その後の長い歴史の変遷の中で生まれてきた「路地」もあります)

今回は、辻子を巡ります。はじめに訪れたのは「膏薬辻子」(こうやくのずし)です。四条烏丸からすぐのところにあります。
姉小路からスタートします。突き当たりを右に曲がって、また、突き当たりを左に曲がると、やがて四条通に通じています。














途中の神田明神には、この道の由来も書かれていました。空也上人が平将門の霊を弔った「空也供養(くうやくよう)」がなまって、「こうやく」になったとか…。


もう少し歩くと、こんどは撞木辻子があります。四条通から錦小路に通じていました。そこには「ぜぜかんぽっちり」という前に行ったことのある中華のお店がありました。(バーもありますよ)




少し先には、了頓辻子もありました。六角通から三条通に抜ける道です。安土桃山時代の茶人広野了頓がここに邸宅を構え、邸内の南北の通り抜けを許したためにできた道だそうです。スケールが大きい話ですね。


今日はここまでです。まだまだ魅力的な路地や辻子がたくさんありそうなので、これからもゆっくりと巡っていきたいと思います。




桜が咲いていました

2016-01-09 17:23:26 | 京都をぶらり
京都のまちをぶらりとしていたら、御池通と柳馬場通の交差点に桜が咲いているではありませんか。
暖冬のせいで、桜もびっくりして咲いたんやろか?と近づいてみると、案内板がありました。


この桜は「御池桜」と言うそうで、「不断桜」という種類だそうです。例年12月から4月頃にかけて花を咲かせるそうです。まだまだこれからが見頃ということですね。ただし、この木一本だけです。


周りはビルに囲まれて、御池通は自動車が行きかうようなところですが、一瞬華やかな自然を見つけたようで嬉しくなりました。正月早々ラッキーでした。


他にも妙蓮寺、実光院、平野神社、円山公園、下鴨神社などにもあるそうですよ。


北条線を「撮り鉄」に行ったのですが

2016-01-06 19:05:30 | 鉄道
前々から気になっている鉄道がありました。兵庫県の東播磨を走っている北条鉄道です。テレビの鉄道番組でもよく紹介されている路線です。(中井精也の「てつたび」や「聞き込みローカル線の旅」等々)
(法華口駅に入線した列車:キハです)

列車を写すのが目的なのですが、今回は法華口駅の駅長さんの姿と共に写したかったのです。(駅長といってもネコと違いますよ)格好いい女性駅長さんです。テレビで観たのですが、背筋をピンと伸ばして、腕全体を振りながら、列車を見送る姿は格好いいの一言に尽きます。
(登録有形文化財の駅舎)







ところが、なんと、今日はお休みなのか、その凛々しい姿を拝見することができませんでした。(ガクッ!でした)
この駅長さんは、ボランティアでされているので仕方がありません。
とりあえず、列車の写真だけはカメラに収めてきましたが…。やっぱり主役?が居ないと…。






駅には桜の木がたくさんあったので、また春にでもリベンジすることににしましょう。


ところで、この北条線ですが、播州鉄道が開業(1916年:大正5年)した路線を、戦時買収によって国有化(1945年:昭和20年)され、後に国鉄再建法により第三セクター(1985年:昭和60年)北条鉄道となった路線です。第三セクターになったのは、赤字路線だったからですが、いろいろと工夫を重ねながら頑張っているそうです。鉄道ファンの一人として、私も応援したいと思います。今度は列車で行きますよ!

(新聞に紹介された駅長さん)

(駅長さんが見送るシーンのイメージでしたが)

それにしても、中井精也さんのようには撮れませんね。

大阪七福神を巡ってきました

2016-01-04 21:35:16 | 大阪のまちをぶらり
年のはじめということで、大阪七福神巡りをしてきました。(自転車で巡りました

今回のスタートは、玉造の三光神社からです。三光神社は以前に「大阪の凸凹をぶらり」でも紹介しましたが、今年は大河ドラマ『真田丸』の影響でブレークしそうです。


この三光神社には、「寿老人」(富貴長寿)がまつられています。






次は、谷町7丁目の長久寺です。谷町筋を少し入ったところにあるビルディングのお寺です。ここには「福録寿」(延命長寿)がまつられています。






次の島之内にある法案寺は、ホテルに囲まれたディープな場所にありました。大阪七福神巡りを示すようなものは何もありません。ここには「弁財天」(知恵財宝)がまつられています。




次に向かったのは、日本橋にある大乗坊です。オタク?が行きかう日本橋のいっかくにあります。ここには「毘沙門天王」(金銭融通)がまつられています。







大乗坊から南海電車の高架をくぐり、国道26号線を少し南にいくと、大国主神社があります。ここには「日出大国神」(福徳開運)がまつられています。






次は、今宮戎神社です。「えべっさん」で親しまれている神社で、1月10日の十日戎には「商売繁盛で笹持ってこい」という掛け声とともに、多くの人々がお参りに訪れる神社です。ここには「えびす大神」(商売繁盛)がまつられています。






いよいよさいごは四天王寺です。(たまたま廻った順番なので)四天王寺は聖徳太子の建立で、歴史も古いお寺です。そのいっかくに布袋堂があります。ここには「布袋尊」(笑門来福)がまつられています。






この大阪七福神巡りは、江戸時代にはじまった風習とか言われています。しかし、いつしか途絶えてしまい、大正の頃から復活したそうです。
今回は、自転車で巡ったので、2時間ほどで巡ることができました。

今年も、たくさんのご利益があればいいのですが…。


新しい年がはじまりました

2016-01-02 21:01:16 | 日記
あけましておめでとうございます

お正月は、広島県の北部にある、つれあいさんの実家で迎えるのがこの40年の慣習になりました。
大阪生まれで、大阪育ちの私にとって、40年前にはじめて食べた広島のお雑煮にはびっくりしましたが、今やこのお雑煮を食べずにお正月を迎えることはできません。
いったいどんなお雑煮だと思いますか?これです↓


鰤やら蛤が入った、豪華なお雑煮です。大阪の質素?なお雑煮とは大違いです。

日本の各地方には、それぞれのお雑煮があるようです。聞くところによると、関ヶ原を分け目に、東西で大きく分かれるそうです。味噌仕立てとすまし汁のちがいや、お餅が角餅か丸餅のちがいがあるようです。また、それぞれの家庭に、それぞれのお雑煮にがあるのも、日本の文化の深さと言うか、豊かさでしょうね。

そんな文化?や自然を探して、今年も、あっちこっちと元気に旅をしたいと思っています。気分は、「芭蕉か司馬遼太郎」プラス「宮本常一(民俗学者)」です。

まあ、今年もぼちぼちとやっていきたいと思います。今年もよろしくお願いします。