はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

2年前の葛城山のツツジ

2020-05-11 19:35:05 | 日記
あいかわらず家にこもって、昔の思い出にふけっています。

2年前の5月9日は、葛城山にツツジを見に行きました。



現在はロープウェイもお休みのようで、ツツジも見にいくことは出来ません。



歩いて登ればもちろん見ることができますが、いろんな意味で勇気が必要です。



「一目百万本」のツツジですが、百万本も数えた人がいるのでしょうか(笑)



冗談はさておき、本当に素晴らしい光景が広がっていました。



今年は恒例の、長岡天満宮のキリシマツツジも見に行けませんでした。



来年は、今年の反動で毎日のようにお出かけしそうです(笑)



でも、本当に行けるようになるのでしょうか。向こうの山は金剛山です。



※訪問日 2018.5.9

<おまけです>

昨年、金剛山に登った時に頂上から撮った葛城山です。葛城山の山頂付近がピンクに染まっていました(2019.5.15)

分水嶺の旅(近畿編)

2020-05-10 19:51:31 | 分水嶺の旅
分水嶺の旅、今回は近畿編です。

分水嶺といえば、高い山の稜線にあって、太平洋と日本海のちょうど真ん中にあるというイメージですが、今回の二つは少しちがっていました。

まずは、滋賀県と福井県の間にある栃ノ木峠です。ここも大分水嶺なのですが、何と日本海まで約5キロしかありません。片や太平洋(大阪湾)までは約130キロという、変則的な大分水界です。
どうも琵琶湖の仕業らしいのですが、地球の歴史も調べると面白いものです。



そんな栃ノ木峠に「淀川の源」の碑が立っています。ここから発した水は約130キロの旅をして大阪湾に注ぐのです。
いつも散歩している淀川の水も、ここから流れて来たのかと思うと、愛おしくなります(笑)




この写真は、左側の道が365号線で先ほどの栃ノ木峠を越えて越前市に向かう道です。右側の道は県道140号線で柳ヶ瀬トンネルを抜けて敦賀市に向かいます。その上の道路は北陸自動車道です。




この柳ヶ瀬トンネルの上を大分水嶺が通っていますが、県道になっているところには、もともと北陸線が走っていました。このトンネルは明治17年に完成したそうです。完成した当時は日本一長いトンネルだったそうです。
トンネル内は、狭くて、暗くて、おまけにカーブしていて、廃線気分を味わえるトンネルでした。(通れるのは車のみです。)交互通行なので信号があります。
この写真は福井県側から見たものです。上の高架は北陸道です。





次は、兵庫県にある珍しい大分水界です。日本一低い分水嶺といわれるように、高い山稜ではなく平地にある分水嶺です。
ここはJR福知山線石生(いそう)駅の近くにあるので通られた方も多いと思います。




この道路が大分水嶺で、そこを歩いています。右側が日本海へ、左側が瀬戸内海に流れていくかと思うと、気分もウキウキです(笑)




水別れ公園には、こんな標識も立っていました。




町の中にあった標識も「水分れ」でした(笑)



分水嶺も色々とあって面白いものです。これまでも、沢山の分水嶺を通過していると思うのですが、知らずに通りこしている事が多かったように思います。また、写真を撮らなかったことも惜しまれます。
まだまだ行ったことが無い分水嶺も多いので、分水嶺を訪ねる旅もつづけたいと思います。

分水嶺の旅(信州編)

2020-05-09 18:37:07 | 分水嶺の旅
私の愛読書の一冊に『日本の分水嶺』(堀 公俊 ヤマケイ文庫)という本があります。
ここでいう分水嶺とは、太平洋と日本海に、水が分かれていく嶺のことで、「大分水嶺」ともいいます。
太平洋側の大阪に住む私が、日本海側の町に行くときには必ずこの大分水嶺を通っているのです。
それを意識して旅をすると、旅がもっと楽しく(?)なると思います。
分水嶺に立てば、そこから水が太平洋と日本海に分かれて流れて行くことにロマンさえ感じてしまいます(笑)

さて、今回の旅は渋峠からはじめることにします。国道292号線では渋峠と山田峠の間は、ほぼ大分水嶺の上を走ることになります。



国道292号線は、志賀高原と草津温泉を結ぶ国道で、渋峠は全国の国道で一番高い所です。長野県と群馬県の県境にはこんな建物もあります。



浅間山を越えた大分水嶺は、碓氷峠にやってきました。分水嶺を越えればなんと軽井沢でした。軽井沢は中山道六十九次の宿場町でした。



野辺山峠です。ここは鉄道ファンならご存知のJR鉄道最高標高地点のある所です。ここも大分水嶺なんです。
写真が暗いのですが、後ろに見える八ヶ岳に向かって分水嶺は登って行きます。



蓼科山を通過した大分水嶺は、ニッコウキスゲが美しい霧ヶ峰にやってきます。左の富士山のように見えるのが蓼科山で、右のドームがあるのが車山です。



車山から八島ヶ原湿原をめざす大分水嶺です。この草原の道が大分水界とは思えない景色です。



この先、中山道の通る和田峠を通り、鉢伏山から高ボッチ山に向かいます。高ボッチ高原からの諏訪湖ごしの富士山は3度目の挑戦でやっと撮れました。



大分水嶺は、高ボッチ高原を下りてきたら、再び中山道の通る塩尻峠にやってきます。中山道は何度も大分水嶺を越えて行く街道なのです。
ところで、この塩尻峠は私が信州方面に向かうときに一番通っている分水嶺です。もっとも長野自動車道の塩嶺トンネルで抜けているのですが。



その後、大分水嶺は変な動きをします。いったん中央アルプスの木曽駒ケ岳の手前までなんかしたかと思うと、そこから北上をし鳥居峠に至ります。
奈良井宿はやはり中山道宿場町です。この奈良井宿の先に大分水嶺の鳥居峠があります。



時々この境峠を越えて上高地に向かうことがあります。



境峠、そしてあの「ああ野麦峠」を越えた大分水嶺はついに乗鞍岳にやって来ました。



日本一高い所にあるバス停のところに、長野県と岐阜県の県境があります。ここを大分水嶺が通っています。



今回の最後は、西ウレ峠です。高山と郡上八幡を結ぶ「せせらぎ街道」の途中にある峠です。この街道沿いの紅葉は見事というしかありません。



この先も大分水嶺は続くのですが、今回はここまでです。
分水嶺の旅は本当に楽しいです。

3年前の今日は白毫寺に行きました

2020-05-08 20:09:05 | 花めぐり
今回も思い出シリーズです。
3年前の今日は、丹波の白毫寺に藤の花を見に行きました。
ここの藤は「九尺ふじ」が有名です。残念ながら、今年は参拝中止です。
この時は、芝桜で有名な永沢寺にも行きました。(ここも今年は見ることが出来ません。)

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今年は、藤井寺の藤も見に行けませんでした。藤もまた来年のお楽しみということにしましょう。

※撮影日 2017.5.8

ライブカメラで見る山々

2020-05-07 20:00:22 | 日記
ライブカメラで山々のチェック、これは最近の外出自粛に始まったことではなく、昔からの朝の日課です。

今日は私が見ている山のライブカメラの紹介です。

まずは上高地の河童橋と穂高岳です。本当なら河童橋がメインに映っているのですが、この時期なのでカメラの角度を変えて穂高岳だけを写しているようです。
この映像で山の天気を知ることもできるので、山好きの人は皆さん見ていると思います。ただシーズン中だけの放映なのが残念です。



次は立山室堂のライブカメラです。今年は登山が規制されているというか、アルペンルートも動いていないので、静かな室堂の風景です。
信さんもブログ「信の信州からの贈り物」で、昨年の立山の様子をアップされていました。



槍ヶ岳のライブカメラです。冬場は凍りついているような映像が多いです。槍ヶ岳山荘グループのライブカメラでは、他に南岳小屋や岳沢小屋からのライブカメラも楽しめます。



八方尾根のライブカメラです。今年は雪が少なかったのが良くわかりました。左下の画面では白馬三山が楽しめます。この時間は雲がついていました。



新穂高ロープウェイの西穂高駅口展望台から見た笠ヶ岳です。いつもなら展望台には人がいっぱいいるのですが、今年はさみしいです。



最後は富士山ライブカメラです。富士山のライブカメラは沢山あるのですが、なぜか昔からこのライブカメラを見ています。
朝の富士山を見るのが日課になっていますが、毎日富士山が見えるはずはありません。やはり富士山の顔を見るのは難しいです。



他にもあるのですが、今回はこれだけです。
ライブカメラで部屋に居ながらにして、各地の山の様子が見られるとは、便利な時代になったものです。