はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

回想の山 唐松岳

2023-07-16 15:05:05 | 山歩き
今回の回想の山は、唐松岳です。

あまり知られていない山かもしれませんが、八方尾根の頂上にあるのが唐松岳(2696m)です。
ゴンドラとリフトを乗り継げば、3時間30分で後立山連峰の主稜線に出ることができます。
唐松岳には2度登りましたが、八方尾根で遊んだことは数え切れないほどです。
若い頃には春と冬にスキーで訪れ、写真を始めてからは夏や秋にも訪れるようになりました。

今回は、 2018年8月に唐松岳頂上山荘に一泊して朝を迎えた唐松岳の様子です。

東の空が明るくなって来ました。この前日の夕焼けも素晴らしかったです。



遠くの山の稜線も浮かび上がって来ました。



剱岳も明るくなって来ました。



ご来光を待つ登山者たちです。



剱岳にも朝陽が当たってきました。剱岳は王者の貫禄を感じる山です。



唐松岳の頂上までは20分ほどです。



堂々たる五竜岳の勇姿です。



遠くには槍・穂です。



唐松岳頂上山荘です。



高妻山方面の山々です。



八ヶ岳の右手には富士山が見えました。



頂上標識と剱岳です。



唐松岳頂上の先には難所の不帰ノ嶮があります。その先の方には白馬岳です。



山荘付近にはコマクサの群生地がありました。



※登山日 2018.8.2


唐松岳は、ゴンドラとリフトを使えば比較的楽に頂上に立てるので、アルプス入門の山としておすすめです。
初めて登った時は日帰りでした。まだ40代だったと思います。

回想の山 奥大日岳

2023-07-14 19:15:15 | 山歩き
今回の回想の山は、奥大日岳です。

奥大日岳には1度だけ登りました。本当は大日岳まで歩きたかったのですが‥。
奥大日岳のある大日三山は、立山室堂にむかいう高原バスからもよく見える山です。
立山には何度か登ったのですが、大日三山には登ったことがないので、一度登ってみようと出かけました。


雷鳥荘に宿泊して朝を迎えました、正面に別山と雷鳥沢です。



こちらがめざす奥大日岳です。



とりあえずは雷鳥沢キャンプ場をめざします。



キャンプ場から雷鳥荘を見上げます。私も学生時代ここでスキーをしました。



この橋を渡って剱岳をめざしましたが、今回は左に進みます。



木道の両側にはチングルマが咲き乱れていました。



そして、コバイケイソウです。この年は当たり年だったかな。



雪渓もありました。



新室堂乗越あたりまでやってきました。



ここでもチングルマの群落です。



乗越からは剱岳の勇姿を期待していましたが‥。結局、一日中姿を見せてくれませんでした。



雷鳥の親子に出会いました。



奥大日岳が近づいてきました。



頂上です。



大日岳はまだ遠くでした。今回はここまでとして引き返しました。



途中で珍しいピンクのタテヤマチングルマを見つけました。



立山を見ながらの下山です。



あいかわらず、剱岳のある方はガスで覆われています。



剱岳は見えませんが、立山方面は素晴らしい景色です。



無事に雷鳥沢キャンプ場まで戻ってきました。まだ、辛い石段が待っています(笑)



※登山日 2018.7.23

回想の山 乗鞍岳

2023-07-13 19:51:51 | 山歩き
今回の回想の山は乗鞍岳です。

乗鞍高原から眺める乗鞍岳です。(2022.10.14 撮影)


乗鞍岳には2度登りました。
はじめて登ったのは、2009年のことです。どこかの山をめざしていたのですが、雨のため変更して登りました。
乗鞍岳は、バスで畳平まで行けば1時間半と比較的簡単に登れる3000m峰です。

今回のブログは、2017年7月6日のソロ登山の時のものです。

畳平を出発すると、遠くに槍ヶ岳が小さく見えました。



槍ヶ岳をアップです。



左側が、めざす乗鞍岳のピークです。



この時は途中の富士見岳に寄って行きました。



肩の小屋あたりから眺める乗鞍岳です。



雪も残っていましたが、アイゼン無しで歩けました。



あと少しで頂上です。



頂上の剣ケ峰(3026m)には乗鞍本宮奥宮が鎮座します。そしてここは、私に好きな大分水界が通っています。



頂上です。鳥居の向こうには、雲がなければ穂高連峰が見えるはずなんですが。



眼下には権現池がブルーに光っていました。



東大の宇宙線研究所乗鞍観測所を眺めながらの下山です。



畳平の近くまで戻ってくると、コマクサが迎えてくれました。



ハクサンイチゲはたくさん咲いていました。



手軽に登れる山なので、また登りに行きたいと思いながら6年が経ちました。
しかし、乗鞍岳の頂上には立っていませんが、秋の乗鞍高原にはよくお邪魔しています。

回想の山 上高地

2023-07-12 19:15:15 | 山歩き
今回の回想の山は、大好きな上高地です。(山とはいえないかも知れませんが)
上高地は、若い頃は穂高岳や槍ヶ岳に登る出発地ぐらいにしか思っていませんでした。
ところが、最近では上高地が目的地になりました(笑)
還暦や古希の誕生日には、上高地にあるホテルにも宿泊させてもらいました。
つい最近も小梨平でキャンプをして、穂高岳を飽きるほど眺めてきたところです。

さて、今回は2019年8月26日に大正池から河童橋まで歩いた時の回想です。
毎日暑い日が続きますが、上高地の風景で涼んでいただければと思います。


早朝の大正池です。穂高連峰は、まだ眠そうな顔をしていました。



焼岳には真っ先に朝日が当たります。



田代池も透明感が抜群です。



田代湿原から見る穂高連峰です。やっと目覚めたようです。



散策路にも陽が当たって来ました。ノリウツギが綺麗でした。



上高地の森林は本当に美しいです。



木々の間に射し込む光も美しかったです。



梓川は、清流という名がぴったりの川です。



葉に光が当たって輝いていました。



蜘蛛の巣も絵になりました。



木漏れ日の林です。



田代橋からの穂高連峰です。



ノコンギクです。



時々木道も歩きます。



河童橋に到着です。



河童橋から望むお約束の穂高連峰の写真です。



登山客や観光客で賑わう河童橋です。



水源は清水川の水です。この水でコーヒーを飲みました。



西穂高の峰々です。



河童橋からすぐの所にある清水川です。あまりにも透明すぎて川底しか見えません。



暑い日には、こんな風景がぴったりです。



※訪問日 2019.8.26

回想の山 笠ヶ岳

2023-07-11 18:05:05 | 山歩き
今回の回想の山は笠ヶ岳です。
笠ヶ岳には2015年7月に、古くからの山仲間のAさんと登りました。
新穂高温泉を起点に、往きは鏡平経由で、帰路は笠新道で下りました。
笠ヶ岳は以前から気になっていた山なのですが、なかなか登る機会がない山でした。
それは、深田久弥も書いているように「普通の縦走路から外れているから」でした。


弓折乗越まで登ってくると雲海の中から焼岳が顔を出しました。焼岳が寝ぼけていますが、ポンコツデジカメのせいにしておきましょう。


眼下の山小屋は、前日お世話になった鏡平山荘です。


ハクサンイチゲが咲く登山道を進みます。


頂上は遥か先の方です。


この年はコバイケイソウが当たり年だったような記憶があります。斜面一面がコバイケイソウでした。


天気は良くありませんが、頂上が近づいてきました。


頂上から見る笠ヶ岳山荘です。


頂上から山小屋へ下りてきたら青空が広がってきました。


この日歩いてきた山稜です。


なんとブロッケン現象が見られました。


穂高の稜線も姿を現してくれました。



翌日も雲多い日になりました。雲がダイナミックに流れていました。


急坂な笠新道を花に励まされて歩きました。


雨に濡れるギボウシです。


しかし、一瞬雲が切れて槍ヶ岳が姿を見せてくれました。山の神様がくださったご褒美のように思いました。



ゆったりとした日程の山行でしたが、けっこうしんどかったのを覚えています。
もう登ることはないと思いますが、平湯温泉からも見えるその姿には愛着がわきます。

この時は、頂上から槍ヶ岳を望めませんでしたが、笠ヶ岳の再興を果たした播隆上人は、頂上から槍ヶ岳を眺めたそうです。
そして、槍ヶ岳登頂への念願を起こし、ついに初登頂を果たした話はあまりにも有名です。
ご存知ない方は新田次郎の『槍ヶ岳開山』をご一読ください。