花ごよみ

映画、本、写真など・

没後50年 モーリス・ユトリロ展 

2006-03-13 | 美術
         (大阪高島屋にて)

〔モンマニーの時代〕〔白の時代〕 
〔色彩の時代〕〔晩年〕と年代別に展示。
年代による絵の推移が分かりやすい展示でした。 

アルコール依存症の為、 
精神病院に入退院を繰り返し、
自然の風景は描かずに、 
パリ近郊の町並みを描いている。 

絵はがきを見て描いたと、 
会場のビデオの中での説明がありましたが。
そのことに起因しているのか、
自然光の具合とか、その時の空気感などはなく、
自然に対するリアルさが感じ取れません。 
ユトリロの絵を見ていると、 
なぜか不思議な感覚が残ります。

彼の絵は日常生活とはかけ離れた風景画で 
生活感をあまり受け止めることは出来ないが、 
〔白の時代〕のパリの建物の壁には、 
漆喰の質感、厚みに異常なほどのこだわりをみせます。 
説明では絵の具に砂、卵の殻などまで
混ぜているそうです。 
壁には時間の経過や人間(人の手による壁)、 
温度のようなものを感じ取ることができます。 

〔色彩の時代〕には絵が売れて
有名になっていくが、
お金のために描かされた絵、
ワイン代の為の絵。
絵は逆に生彩を欠いていきます。 

奔放な母親、不幸な出生、孤独、
アルコール中毒の治療方法としてはじめた絵画、
絵と同時に彼の人生も興味深いものがあります。
ルノアール、ロートレック、ドガ等の、
画家のモデルをしていた母親。
父親は誰??、著名な画家??…とか。 

ここでの展示は今日が最終日なので、
結構混んでいました。

コメント (2)
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火祭り

2006-03-13 | 家の植物たち
 
ベンケイソウ科クラッスラ属.
 
葉が紅くなっています。 
「火祭り」って名前が大げさ。 
葉を炎に見立てているのかな。 
 
多肉植物のネーミングは面白いです。 
(黒法師)や(虹の玉)、(雪の妖精)など…
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