監督は〔いま、会いにゆきます〕の土井裕泰。
試写会で観てきました。
血のつながっていない兄妹、
洋太郎とカオル。
洋太郎(妻夫木聡 )の
妹(長澤まさみ) とを見る目の優しさ。
長澤まさみの愛らしさ。

周りに赤い花が一杯咲いている、
二人の小さな家。
背景となる海、そして心優しい人々。
ストーリーはわりと真っ直ぐで、
ありえないような設定もありますが、
沖縄の人達の明るさ、暖かさ、
人情溢れる人達に囲まれ、
男女の愛というより
すこし複雑な肉親の愛を、
感じとりました。
(涙そうそう)とは涙がとどめなく流れる、
ボロボロ止まらないという
意味だそうです。
見ている自分も、制作側の意図通り、
いっぱい泣けました。
でも泣いた後は、
悔しいさびしいと言うより、
すっきりした感覚になれました。
兄ィニィの妹を思う愛情の深さ、
妹が幸せにいることこそ自分の幸せ。
きれいな映画という、
印象のままで終わるには、
この終わり方で、
よかったんだろうなと
思いました。