組織の中の銀行員、頭取秘書が
面倒なことを上司に押しつけられ、
だんだん身動きがとれなくなっていく。
不正融資、貸金業法、政界再編、不良債権…
タイムリーな話題が続々…。
人物名も誰かを想像できるような名前。
上司は自分可愛さゆえに、
部下に、不祥事の後始末を押しつける。
どうしようもない深みに、
ずるずるとはまっていく主人公。
組織を守るため奔走、
気が付くと、自分の周りには誰もいない。
周囲は敵ばかり。
自分の身を守れるのは自分しかいない。
最後には全てをなくした
主人公のとった大胆な行動とは?
WOWOWの連続ドラマW枠で、
テレビドラマ化されています。
HPは→こちらです。
テレビと平行して読んでいました。
主人公天野は高橋克典が演じています。
本は読み上げましたが、
テレビでは次回が最終回。
女子行員との関係や、
妻との信頼関係など
本とドラマは違っていました。
ドラマの方がまだ救いがあるように
思われます。
ラストのタイトルは、
「最後のキャッチボール」。
もしかして、本にはなかった、
天野(高橋克典)と大学時代に、
野球部でバッテリーをんでいた
代議士秘書、地村(高嶋政宏)との、
友情物語に仕立ててあるような、
雰囲気も感じられましたが…。
さ~て、どうなることやら…。