花ごよみ

映画、本、写真など・

小川の辺

2011-07-06 | 映画

東山紀之が、主人公朔之助を演じます。

共演は勝地涼、菊地凛子、片岡愛之助、
尾野真千子、松原智恵子、笹野高史、西岡徳馬、藤竜也

監督は篠原哲雄。

藤原周平作の短編が原作。

親友でもあり、
妹、田鶴(菊地凛子)の夫、
佐久間森衛(片岡愛之助)を討てよとの藩命。



朔之助は、妹、田鶴とともに、
幼い頃、兄弟同然に育った奉公人、
新蔵(勝地涼)を伴うことにする。

剣術も堪能な田鶴が、
どういう行動に出るのか、
気がかりな朔之助。

兄と妹そして新蔵、
3人の関係が、
子供の頃の回想映像で明らかにされる。



静かでゆっくりとした映画。
そのせいか前半は、
連続あくびが…

佐久間の武士としての正しい行動、
その佐久間を討つことに疑問を感じながらも
主命には逆らえず、
佐久間に、立ち向かわねばならない朔之助、
武士であるが故のジレンマ。

「ゆっくりまいろう」の言葉にある
朔之助の複雑で揺れる心。

朔之助(東山紀之)と佐久間(片岡愛之助)の、
華麗で見事な殺陣シーン。
結果が見えていても、
結構ドキドキしてしまいました。

田鶴を新蔵に託すの朔之助の心。
痛みを伴う旅の終わり。
風景は美しく、その分悲しく映ります。

映画を見る直前に本を読みました。
原作通りのストーリーでした。

「闇の穴」というタイトルの、
文庫本の中に収められている
7作の短編の一つが
原作になっています。







コメント (4)
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