ワーキング・ホリデー (文春文庫)
主人公は元ヤンキーで、
現在はホストの沖田大和。
大和と息子の進、夏休み限定の、
親子の心の交流を描いています。
小学生の進が、
大和の息子として突然出現。
その息子はしっかり者で、
家事までこなす、
大和にとっては、
勿体ないほどいい息子。
おいしい料理を作る、
所帯じみた小学生と、
どちらが親か分からないような、
子供みたいな父親。
思いがけず息子と暮らすことになった大和は
宅配便ドライバーに転身。
でも使うのは
「ハニービー・キャリー」というリヤカー。
友人達の助けを借りながら、
大和は成長、
だんだん父親らしくなっていきます。
運送会社の人達、ホスト仲間の雪夜、
オーナーのジャスミン、客のナナ…
本に出てくる登場人物は、
みんな魅力的で心優しいいい人。
魅力たっぷりの人物なんです。
物語の展開もいい感じで、
後半は一気読み。
ほのぼの感のある物語で、
少しほろっとしたり、
クスッと笑えたり…
読んでいて楽しかったです。
11月17日に映画公開です。
映画化されると知って
買ってあった本を読みました。
公式サイトは→こちらです。