神去なあなあ夜話
「神去なあなあ日常」の続編
今回もほのぼのとした話が
詰まっています。
勇気の神去村の生活も、
少しは余裕が感じられるように
なってきました。
神去村の空気に
なじんできたようで
うれしくなります。
生活に溶けこんだファンタジー、
不思議な伝え話…
神去村の人々がまとう
ゆるゆるの空気、
なあなあの日常もまたいいものです。
神去村ののどかな風景が
目に浮かんで来るように
描かれています。
風景描写も優れていました。
百年後の人たちの幸せを祈って
山の手入れをし続けることを、
勇気は知ります。
そしてその行為には、
愛と信頼が知らず知らず
すり込まれていることに気づきます。
勇気も成長しました。
繁ばあちゃん、
「まんじゅうみたい座っている」だけの
おばあちゃんだったはずなのに
今回はすごいです。
なんと勇気のパソコンに
勝手に触れて操作しています。
魅力たっぷりの繁ばあちゃんでした。
なあなあ日常~夜話とあまり日数を
経ることなしに読みました。
特にこの本はすぐに
読み終えてしまいました。
読後感もいいです。
人の温かさが心地よい物語でした。