島はぼくらと
瀬戸内海に浮かぶ島、
冴島に住む高校生。
朱里、衣香、新、源樹。
彼等4人は本土の高校へフェリーで通学。
島には高校がないのです。
島に住むゆえの閉塞感、
うわさ話や医者問題、それに古いしきたり…
様々な問題、背景を抱えながら
濁りのない目で現実を直視する彼等。
島で生まれ育った人、
シングルマザー受け入れで島にきた人。
立場の異なる人との交流や、
島に住む人々の思いやり、
優しさに支えられた心のふれあいを通し
男女各2名の心の成長と絆を描いています。
4人のかけがえのない友情は
これから生きていく上での
心の支えになるでしょう。
高校を卒業すると
多くの子供は島を出て行きます。
島を離れる人
事情を抱えてやってくる人、
「いってらっしゃい」「おかえり」
島だからこその別れと出会いの言葉が
大きな意味を持つようになってくるのです。
島の空気、海の色、
美しいロケーションが浮かんできます。
明るい未来を予想できるラストでした。