監督は『劔岳 点の記』の木村大作。
笹本稜平の小説が原作。
本は読んでいます。
原作の舞台は奥秩父ですが、
映画は立山連峰を舞台にしています。
主演は松山ケンイチ
東京の会社を退職し、
父(小林薫)が遺した山小屋を継いだ、
亨を演じます。
共演は蒼井優、小林薫、豊川悦司等。
立山連峰でのロケ、
立山の四季の美しさを映し出しています。
標高3000メートル超の山、
自然の厳しさの中でのロケを敢行
自分達の足で雪道を
片道5~6時間かけて登ったそうです。
立山連峰の映像は綺麗。
でも稜線は険しく自然は厳しい。
厳しい自然の中での生活を選択し、
自分の居場所と決めたた亨(松山ケンイチ)

タイトルは春を背負って、
物を背負ったり人を背負ったり、
背負うシーンが多いです。
人との人との絆、それを背負って
それを支えとして生きていく。

下界から離れた山小屋での
会話は温かく、
出会う人は全て優しい。
亨(松山)と愛(蒼井)と悟郎(豊川)
3人のやり取りが温かで心がほっとします。
歩みは少なくても一歩ずつ前進、
伝えたいことは確かに伝わってきます。
これだけ優しさにあふれた内容、
この世の中において、
ちょっとばかり
現実ばなれしているかもしれないですが
爽やかさが残りました。
真っ直ぐな映画でした。