真夏の雷管
舞台は真夏の札幌。
園芸店で爆薬材料の
硝酸アンモニウムが盗まれる事件が発生。
精密工具万引き事件の犯人の
少年が警察署から逃走。
二つの事件が交錯。
背後に見え隠れする人物の正体。
少年と爆弾魔との奇妙な友情の存在。
背景に浮かび上がる
ネグレクトの母親とJR北海道の体質。
『道警シリーズ』では
佐伯は鈴木一真
小島百合役は財前直見で
ドラマ化されています。
佐伯と小島百合、
個々に追っかけている事件が
一つになっていき、
事件の本髄に近づいていきます。
迫り来る爆破までのタイムリミット。
ラストに向かい
緊張感が生まれてきます。
佐伯をはじめとしたメンバーでの
チームワークがいい感じ。
読めるストーリー展開、
犯人像も明かされていましたが、
それなり楽しめました。
阻止されるのは想像できても
結構ハラハラします。