花ごよみ

映画、本、写真など・

真夏の雷管    佐々木譲

2017-11-03 | 本 さ、た行(作家)

真夏の雷管

舞台は真夏の札幌。

園芸店で爆薬材料の
硝酸アンモニウムが盗まれる事件が発生。

精密工具万引き事件の犯人の
少年が警察署から逃走。

二つの事件が交錯。
背後に見え隠れする人物の正体。

少年と爆弾魔との奇妙な友情の存在。

背景に浮かび上がる
ネグレクトの母親とJR北海道の体質。


『道警シリーズ』では
佐伯は鈴木一真
小島百合役は財前直見で
ドラマ化されています。

佐伯と小島百合、
個々に追っかけている事件が
一つになっていき、
事件の本髄に近づいていきます。

迫り来る爆破までのタイムリミット。
ラストに向かい
緊張感が生まれてきます。

佐伯をはじめとしたメンバーでの
チームワークがいい感じ。

読めるストーリー展開、
犯人像も明かされていましたが、
それなり楽しめました。

阻止されるのは想像できても
結構ハラハラします。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする