花ごよみ

映画、本、写真など・

ジェリーフィッシュは凍らない 市川 憂人

2017-11-20 | 本 あ行(作家)

ジェリーフィッシュは凍らない

舞台は新開発の小型飛行船、
ジェリーフィッシュ。
ジェリーフィッシュを巡る事件。
架空の世界を描いています。

第26回鮎川哲也賞受賞作。

表紙の絵柄でジェリーフィッシュとは
どんなものか想像ができます。
魅力的な飛行船です。

関係者が全て他殺体、
「そして誰もいなくなった」という感じで、
ジェリーフィッシュの開発メンバーが
次々命を落としていきます。
全員死亡のクローズドサークル系ミステリー。

女性刑事マリアと、漣、
探偵役のコンビとなる刑事の
会話もいい感じ。

設定がU国という外国で、
登場人物はカタカナ、
動機も少しばかり弱いと感じましたが
テンポもよく、
飽きること無く
読み進めることができました。

構成も緻密で十分満足できる
濃厚なミステリー小説でした。
疑問が解消された時はほっとしました。



コメント
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