加賀恭一郎の『新参者』シリーズ完結編。
監督は福澤克雄。
主人公加賀恭一郎を阿部寛、
いとこの松宮は溝端淳平、
田中麗奈、山崎努と
いつものメンバーが登場。
今回は新たに松嶋菜々子、伊藤蘭、
小日向文世、及川光博らが参加。
ある女性演出家の周囲で起こる事件。
日本橋を囲む12の橋の名の謎。
事件に関連して父との確執、
加賀の母の失踪の謎など
加賀の過去も明かされる。
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今回のヒロイン、
演出家の浅居博美役を
松嶋菜々子が演じます。
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絡み合う人間関係。
複雑で難航する事件ですが
ラストできれいに解決。
自分を犠牲に子を守った親。
父親を演じる小日向文世の
はかなさ、哀しさに泣かされました。
知られたくない不幸な過去を消すため
犯行を起こすというストーリーは
松本清張の砂の器とよく似たパターン。
4年前原作は読んますが、
映画を見る前は
ほとんど忘れていました。
記憶力の乏しさもありますが
それほど心に強く残らなかったのかも。
本を読んでいた時より、
映像化されたこの映画の方が
ずっと感動できる作品になっていました。
それほど演出、
演じる俳優の演技が見事でした。
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