日本の代表的画家、
東山魁夷の回顧展。
京都では30年ぶりということです。
構想から完成まで10年の年月を要した
大作「唐招提寺御影堂障壁画」が
今回特別出品され、
襖絵と床の壁面全68面の
再現展示が行われています。
御影堂の修理のため、
今後数年間、障壁画は現地では見られないので
今回は大変貴重な機会となっています。
「桂林月宵」
景勝地、桂林の風景を描いた
8面からなる障壁画。
「花明かり」
満月と桜、京都市東山区の円山公園にある枝垂桜、
大胆な構図の作品。
ポットライトを浴びたような桜が豪華。
「秋翳」
紅に染まった三角形の山、
シンプルな構図ながら
色が重なり奥行きを見せています。
「夕星」
作者絶筆となる作品
夢の中で観た風景。
「冬華」
太陽をバックに木々を霧氷が覆い、
陽の光バックに華のように浮き立つ
幻想的な白の世界。
「道」
頂点で右に曲がる上り坂の道、
未来へ向かう道。
大胆で独創的な構図、
観る人の心に訴えてくるような
澄んだ情感溢れる絵の数々に
魅了されました。
8月29日(水)~10月8日
京都国立近代美術館
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