石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの
約15年前に発覚した
「外務省機密費詐取事件」。
国家の聖域である外務省の
「機密費」を追ったノンフィクション。
警視庁捜査二課に属する刑事たちが、
外務省機密費詐取事件の真相を探る。
霞ヶ関の外務省幹部職員による
機密費流用問題を描いていく。
捜査2課の刑事たちは自らの正義に従い
石つぶてであることを自覚しながら
職務を全うする。
使途や明細が不明な機密費、
支出自体を包み隠してしまうことを目的とし、
機密費と称して何十億というお金を
詐欺横領していた事件。
読み始めはノンフィクションとは
知らず、読んでいました。
それほど捜査2課のメンバーたちが、
生き生きと描かれています。
外務省に切り込んでいく、
石つぶたちの姿は魅力たっぷり。
むなしく石つぶてを投げつつ、
捜査に没頭し、罪を暴き、
そして逮捕に行き着くまでの過程、
外務省機密費を暴いた
捜査2課の刑事達の姿を
追っていきます。
この本の著者は読売巨人軍元GMの清武氏。
wowowで11月5日スタートでドラマ化されます。
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