贖罪 (ミステリ・フロンティア)
空気のきれいさ以外、
取り柄のない穏やかな田舎町。
そこで起こった惨たらしい事件。
少女はもう戻ることはなかった。
彼女と友人だった、
残された四人の少女たち。
現場にいたのに犯人の顔を思い出せない..
彼女たちに投げられた、
被害者の母親の怒りの言葉が
4人の少女の人生を大きく狂わせていく。
事件に関係してしまったせいで
運命を狂わせてしまう
少女達が切なくて辛い。
その少女達がそれぞれ違う立場から
事件のこと、成長してからのことを
綴ってきます。
彼女たちの生き様自体が贖罪。
ゆがんでしまった4人の運命。
溜め込んでしまった深い心の闇。
「フランス人形」
「PTA臨時総会」
「くまの兄妹」
「とつきとおか」
「償い」
「終章」
と進むにつれ
事件の全容が次第に、
明らかになってきます。
一人一人が自分の心の中を語っていく
「告白」と構成がよく似ていました。
気分が重くなる内容。
自分の行動や言葉が知らず知らず
相手を悲しませ苦しめる。
人間の愚かさ、悪意、
妖しくて暗い作品。
それでいて引き込まれる作品でした。
またよろしくです♪
コメントどうも
ありがとうございました。
TBなぜか反映されなかったようですね。
しかし・・・女性ってやはりこどもの頃から「女」張ってるんだなぁって(笑)
子ども会のおっちゃんとしてはすごくよくわかります(笑)
どろどろ系が
お好みになられたんですね。
子ども会のおっちゃんとしても
なにかと苦労されてるんですね(笑)