犯罪小説集 (角川文庫)
5編の短編集。
普通の人間が、
何かの機会に人生が狂ってしまい
堕ちていく様を描いています。
全ての物語が、救いもなく
重苦しい気持ちが残ります。
人の心の闇の部分を
リアルに描き出します。
心を病み、追い込まれて、
犯罪者となっていく過程が哀しいです。
「青田Y字路」と「万屋善次郎」は
淡泊とも言える、
作家の描き方が
余計に怖さを増幅させ
印象に残りました。
映画化を知り読みました。
映画では「青田Y字路」と「万屋善次郎」を
組み合わせた物語だそうです。
綾野剛、佐藤浩市が出演。
(楽園)というタイトルで
2019年秋に公開ということです。
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