『隠蔽捜査』に続く第二弾。
立てこもり事件に関しての、
竜崎の責任の行方。
前編の隠蔽捜査が以前に、
ドラマ化されたのを見ているので
どうしても、
竜崎→陣内孝則、伊丹→柳葉敏郎が
イメージとして頭の中で、
浮かんでしまいます。
冒頭の怜悧な官僚的な話し方も、
前編を読んでいるので
イヤミとは感じないで、
むしろこの主人公の性格の
おかしさを感じ、なつかしいです。
人からはどう思われようと我が道を行く。
横にはぶれない、
その一途な姿勢は相変わらず潔い。
伊丹は伊丹でまた前編と同じく
組織内でそつなく動く。
この姿も相変わらずです。
現場で対立する、
武器は情報、交渉力という、
捜査一課特殊班(SIT)と
武器は制圧のための武力というSAT。
指揮する竜崎。
思いもしなかった事件の展開は?
「責任ならとってやる」
潔い言葉です。
前編と同じく主人公の言動に
一種のさわやかさを感じました。
この本だけでもおもしろいですが、
前編の隠避捜査を読み
竜崎のちょっと変わったタイプの
人となりを把握していると、
より面白さが増すと思います。
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