罪の声
グリコ森永事件を基に
未解決事件「ギンガ萬堂事件」と
して描かれた小説。
事件、予告文、などはノンフィクション。
テープの子供の存在も事実。
脅迫テープの声に使用された
二人の子供の人生。
録音テープに残る声。
自分の幼いころの声が
脅迫に使われていたという
驚愕の事実。
実際に同じ立場に立たされた人が
確かにいるはず、
辛い人生を送っている人が
きっといるんだろうなと想像すると
やりきれない気持ちになります。
事件に巻き込まれた子供の人生に
焦点を当てた小説。
事件の動機も一応納得、
読み応えのある小説でした。
事件の被害者でもある二人の姿、
子供を犯罪に巻き込むということは
子供の未来、希望までもが
奪われるということ。
ラストは涙でした。
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