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アイネクライネナハトムジーク  伊坂幸太郎

2015-02-24 | 本 あ行(作家)


アイネクライネナハトムジーク

「アイネクライネ」
「ライトヘビー」 
「ドクメンタ」 
「ルックスライク」
「メイクアップ」 
「ナハトムジーク」
それぞれが独立した短編になっています。

短編の中で起こったことを
また他の短編の中で、
再び関連性を持たせてきたりしているので、
それが物語に深さと厚みを、
加算している気がしました。

それぞれの短編は、
それ自体が面白いけど
リンクしているというのが
分かった時はまた楽しいのです。

だけど時系列が前後して
読み直しすることが多かったです。

今回は殺し屋や泥棒とかは
全く登場しません。

家族の話や恋の話など、
この物語の登場人物は
身近な一般人が主になっているので
気軽に読めました。

クレーマーから気勢を削ぐ方法は
おかしかったです。

軽妙な会話、人と人の繋がり…
文章の中ににじみ出てくる
優しさが心地よい物語でした。




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2 コメント

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Unknown (閑人kazu)
2015-02-26 10:00:35
アイネ・クライネ・ナハトムジーク 小説ですかー。
アイネ(ある) クライネ(小さな) ナハト(夜の)
ムジーク(曲)
これはモーツァルトの有名なセレナードの曲名と同じですね。
その関係はよくわかりませんが。
返信する
閑人kazuさんへ (kazu)
2015-02-26 20:22:32
こんばんは

「アイネクライネナハトムジーク」は
モーツァルト作曲のセレナードですね。

一番目の短編『アイネクライネ』は、
ミュージシャンの斉藤和義の
作詞依頼からということです。
斉藤和義は「ベリーベリーストロング~
アイネクライネ」という曲を作っています。
斉藤さんという人は登場します。
でも斉藤和義の曲は少ししか知らないんですよ
この曲はおっしゃられるように
「小夜曲」と訳されています。
かかわりはあまり分からないのですが
夜にこの本を読んで
幸福感に浸るという感じかな。
返信する

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