はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

お隣の国へ

2006-10-19 06:33:43 | アカショウビンのつぶやき












 日韓両国のクリスチャンが共同開催する初めての国際大会、「第53回こころの友伝道国際大会」に参加するため、韓国に行って来ました。
 最近のギクシャクした日韓関係を案じながら参りましたが、キリスト教国・韓国の人々は、おおらかで、温かいと言うのが第一印象でした。お年寄りを大切にする若い人々のさりげない優しさは、儒教の影響なのでしょうか。
 戦時中に日本軍が行った蛮行の数々にも「日本人を許します」と言われる韓国クリスチャンの言葉にキリストの愛を見る思いでした。

今回の大会テーマは「歴史の主による和解の福音」。この地球に生きる者すべてが平和を求め続けながらも、民族間の更に宗教間の争いは絶えません。
「政治家によっては和解はできません。和解の為に奉仕する任務が、私たちに委ねられているのです」と言われた一言を心に重く受け止めて帰って来ました。
 半日観光で「景福宮」に行き、守門将交代儀式を見ました。1395年頃に建設された朝鮮王朝の正宮ですが、1910年に日本に国権を奪われた際、大部分が破壊され、今も復元が続いており、素晴らしい文化財でした。   アカショウビン

早朝のサッカー

2006-10-19 05:39:24 | はがき随筆
 朝6時ごろから、「公園でサッカーをやろう」と孫にせがまれる。ひとりでお留守番できた約束であった。
 朝露にぬれたすべり台、ブランコと、はしゃぎながらお尻びっしょりで、サッカーを始める。私もズボンに運動靴、首にタオルをかけて、ける、走る。必死である。相手は5歳といえども侮れない。シュートもバッチリ決まっている。「そーれー」と、私のけったボールが砂場へ転がる。それを思い切りけった孫の靴が抜けて、砂が目に入ったらしい。慌てて水道で目を洗い、大事に至らなかった。早朝の心地よい汗は、年を忘れさせてくれた。
   鹿児島市 竹之内美知子(72) 2006/10/19 掲載
写真はコージさんよりお借りしました。