はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

収穫

2008-07-14 17:07:39 | アカショウビンのつぶやき








 「これじゃ植えすぎだよ」と、いつも皆さんに注意される我が狭庭…今年もいろいろ楽しませてくれる。
毎日観察していたはずのニガウリは気づかぬうちに中指ほどの実をつけていた。
今日は初生りのミニトマトを一つもいで食べた、あまーい。
水蜜桃は葉っぱの陰ですくすく育ち、いちじくも今年は4つ実がついた。
ブルーベリーは毎日採らないと、ボロボロ落ちてしまう。イラガの幼虫が潜んでいることがあるので、完全装備で汗だくになりながら収穫する。ようやく陽もかげってきた、虫除け帽子、手袋に腕カバー、そしてパーカーで全身を覆って…さあ始めるぞ。

鹿児島人

2008-07-14 16:28:16 | はがき随筆
 3月から義母と暮らし始めた。得意料理は炊き込みご飯にお煮しめ、焼き魚、ひじき煮物、豆腐とワカメのおみそ汁。ハイカラな料理ではないが、とってもおいしいおふくろの味だ。
 生まれ育った長崎を捨てて「鹿児島の人」となった義母の心の内はどうなのだろうか? ビール好きの義母にプレミアムビールを飲ませてやりたいが、今は第3のビールで我慢してね。
 一緒にいると魂と魂がぶつかり合って、晴れの日ばかりじゃないよ。曇りや雨の日だってあり、時には嵐の日だってある。でも幸せになろうよ。世界で一番小さな、大切な家族だもの。
   鹿児島市 吉松幸夫(50) 2008/7/13 毎日新聞鹿児島版掲載