彼岸を迎えて、すっかり秋らしくなってきた。
空が青くて高く、行儀よく並んだ白い雲が美しい。
庭を埋めて白や赤の彼岸花が満開となり、風のいろも青く澄んで肌につめたくしみる。
梢をにぎやかにしていたせみしぐれも消えて静かになり、七草が野辺を飾り、虫の声が美しい。
夏が終わり冬を迎えるまでの短い秋。寂しい季節ではあるが、心が妙に落ち着き、何をするにもいい時季である。残り少なくなった人生だが、それだけに秋を大事に有効にすごしたいものだと思う。
志布志市 小村豊一郎(82) 2008/9/27 毎日新聞鹿児島版掲載
写真はMogu*さん
空が青くて高く、行儀よく並んだ白い雲が美しい。
庭を埋めて白や赤の彼岸花が満開となり、風のいろも青く澄んで肌につめたくしみる。
梢をにぎやかにしていたせみしぐれも消えて静かになり、七草が野辺を飾り、虫の声が美しい。
夏が終わり冬を迎えるまでの短い秋。寂しい季節ではあるが、心が妙に落ち着き、何をするにもいい時季である。残り少なくなった人生だが、それだけに秋を大事に有効にすごしたいものだと思う。
志布志市 小村豊一郎(82) 2008/9/27 毎日新聞鹿児島版掲載
写真はMogu*さん