猛暑に降灰のおまけつき。夏場の東風は、鹿児島市街地の悩みのタネだ。花も熱中症でしおれている。ひと雨ほしいところ。夕方たっぷりの水を与えると、みな生き返った表情。高く伸びてる樹木に放水していると、面白い雲を発見。だ円形の雲が三つ重なっている。眺めていると先頭の雲が上に伸び、先の方で曲がった。あっ。「あれ、あひるの首だ」。残る二つは子供かなと、一人はしゃいでいる間にだんだん形が変わり、それぞれの雲は自由に揺れて広がって消えていく。
木の間を通る風が、ひんゆりと涼しい。
鹿児島市 竹之内美知子(76) 2010/9/5 毎日新聞鹿児島版掲載
木の間を通る風が、ひんゆりと涼しい。
鹿児島市 竹之内美知子(76) 2010/9/5 毎日新聞鹿児島版掲載