裏の畑に父が植えたクヌギがある。大きくなったので昨年末に7本切り倒した。シイタケ栽培を楽しむためだ。枝も、たくさん出た。この枝を約40㌢に切りそろえ、太い枝は割って小屋の北側に積んでおく。この割る作業が難しく、オノが真ん中に当たるとポーンと割れるが、ちょっとでもはずれると何度もオノを振ることになる。今度こそと狙いながら割る。すると体はポカポカ温まってくる。切る、割る、積む。この一連の作業は寒い冬を暖かくしてくれるし、風呂の燃料としても最高だ。今夜も父は重い足を引いて風呂を楽しんで寝た。
出水市 畠中大喜 2011/2/8 毎日新聞鹿児島版掲載
出水市 畠中大喜 2011/2/8 毎日新聞鹿児島版掲載