兄・頼朝との確執により、都を落ちて船出することになった義経。その前夜別離の悲しみの中、恋する人の行く末を案じて舞を舞う、静御前の華麗な衣装と静かなる動きに、熱き情念がひしひしと伝わり、終演が告げられた後も満席のあちこちに、しばし余韻に浸っている姿が印象的だった。
映像でしか見る機会のなかった日本伝統芸能、念願の地方公演が実現し、能「船弁慶」、狂言「清水」の二題を間近に観賞できた感激、興奮はいつまでも覚めやらず……。
雨上がりの新緑がいつになく清々しく、目に染みる。
鹿屋市札元 神田橋弘子(68) 2006/5/22 掲載
映像でしか見る機会のなかった日本伝統芸能、念願の地方公演が実現し、能「船弁慶」、狂言「清水」の二題を間近に観賞できた感激、興奮はいつまでも覚めやらず……。
雨上がりの新緑がいつになく清々しく、目に染みる。
鹿屋市札元 神田橋弘子(68) 2006/5/22 掲載