長女に長男が生まれた。初孫だ。長女も初産で、なりたての母親として子育ての不安がまだ先行している。妻の友達がお祝いに産院を訪ねてきた。談話室で自分のめいの体験を話し、娘に励ましの言葉をかけいてた。
隣のテーブルで若いお母さんが、大きな声で携帯電話に必死に語りかけている。どうやら「離婚届と出生届のどちらを先に出すべき」か、行政と配偶者の母に相談しているようだった。
新米の母子がさまざまな人生のスタートを切る産院。その日のことを笑い話で語れる日が早く来ることを願って「明日があるよ」とエールを送りたい。
鹿児島市 高橋誠 2013/9/10 毎日新聞鹿児島版掲載
隣のテーブルで若いお母さんが、大きな声で携帯電話に必死に語りかけている。どうやら「離婚届と出生届のどちらを先に出すべき」か、行政と配偶者の母に相談しているようだった。
新米の母子がさまざまな人生のスタートを切る産院。その日のことを笑い話で語れる日が早く来ることを願って「明日があるよ」とエールを送りたい。
鹿児島市 高橋誠 2013/9/10 毎日新聞鹿児島版掲載