風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

自前旅は割引きっぷ 192号

2007年10月30日 17時39分40秒 | 随想
映像は想像の余地が無く、統一・無思考・無個性で従順なロボット人間の量産には都合の良い言葉である。人工の映像からは多くの情報を瞬時に知る素晴らしさがあるが、洗脳する道具として都合のよい、諸刃の剣である。 旅好きで、目的地を決める情報は、TV旅番組の「いい旅夢気分」からが多い。そして商品として購入したパック旅行を終わっての印象は薄く、感動が少ないのである。 人の話や新聞、書籍の言葉の響きを携え、先 . . . 本文を読む

人生は元の木阿弥 191号

2007年10月30日 08時27分33秒 | 随想
妻を離縁出家した「木阿弥」が、厳しい修行を重ね、立派な僧侶に成り、人々に尊敬されていたのであるが、年老いて病気になり、妻の元に戻った。信徒達は「仏様と崇めていたが、我々と同じ人間じゃないか」と揶揄し、親近感を持った故事から、「元の木阿弥」の諺が発生し、苦労や努力が無駄になることの譬えである。武将の替え玉説や漆の木茶碗説もあるようである。 好きな競艇に小遣いを賭け、大儲けした。翌日、夢の再現を期待 . . . 本文を読む