風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

統計学の落とし穴 181号

2007年10月12日 13時01分41秒 | 随想
天然自然や人間生活の現象を数字で捉えて分析する学問が統計学である。 終戦直後の物の不足する少年時代は、家計の消費支出に占める飲食費のパーセントのエンゲル係数が高いほど生活水準は低いとされ、間違えは無かった。豊かな日本では、高額の外食が多ければ貧乏と判定されてしまうし、禅僧のような質素な食事なら飲食費は掛からないから、裕福であると評価される。現実と合わないから、議論されることは無い。 平均値は、観 . . . 本文を読む

演歌は日本人の心のふるさと 180号

2007年10月12日 09時03分55秒 | 随想
「兎追いし かの山 小鮒釣りし かの川 夢は今も めぐりて、忘れがたき 故郷」は少年時代に歌った文部省唱歌「ふるさと」である。 「小川のせせらぎ 帰りの道で  妹ととりあった 赤い野苺 緑の谷間 なだらかに 仔馬は集い 鳥はなく ああ 誰にも故郷がある 故郷がある」は壮年時代に唄う演歌の「ふるさと」である。演歌は大人の童謡である。 演歌のルーツは、明治時代の自由民権運動の政治活動の高揚期に街頭 . . . 本文を読む